⑨音ノ賜物 或は 音ノ砂漠
2021年1月12日 (火)
2020年12月 8日 (火)
少しうれしい、実はとても・・・
冬の支度も大方終わり、年末の掃除は後回しにして、音楽を聴くオーディオという
システムを強化している。とても重要なのは電源とスピーカーケーブルになる。
そこに注力すると今まで聴いていたのは何だったんだ!状態になる。
システムを変え、機器を動かすと、肝心の音が出なくなる時がある。
接続に問題があるのかと何度も確認し数時間、やはり片チャンネルの音が出ない。
それでも、ラックの裏側に体を潜り込ませ結線をやり直す。
「一体、どこがいけないのか・・・?」
解決しなかった翌日、最後に思い当たった箇所を確認すると
果たしてそこに原因があった。
今回は結線はうまくいっていたのだが片方のアンプのSDカードが確実に
挿入されていなかった。動かした際に、抜けたのだろう。
音が両チャンネルから再生でき、実にうれしくなる。
音楽を聴くのか、音を聴くのか、どちらを選ぶの?と問われれば、
「両方あってこそ・・」と答えたい。
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2018年10月26日 (金)
2018年8月28日 (火)
はじめてのターンテーブル
うーん、見た目のいい―高いとも言う―カートリッジが欲しくなった。
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2018年7月 5日 (木)
2018年6月27日 (水)
2018年6月13日 (水)
違いがわからない
これまで、充分満足して聴いていたドイツT社PB70だが新たに聴きはじめた同社L250が年代の新しさからか、高域用ツィーターが二つ入っているせいか、それともモダンなデザインの印象からか、とても新鮮な音に聴こえた。ここ一週間ほど聴いたところ、手許に残すのはやはりL250かと思わせた。技術的なことで言えば、二つあるツィーターはカバーに覆われ、交互に角度が15°ほどつけられている。縦置きにすれば上下、横置きにすれば左右に音が広がる。
以前使っていたワーフェデールはホールで聴くような自然な音づくりを目指していた。キャビネットの板の中に空間を作り、そこへ砂を入れていた。サンド入りスピーカー!ワーフェデールの初期製品では大きなアルニコを持つツィーターを真上向きに取り付けていた。そのスピーカーで聴く声楽が素晴らしかった。
そんなこんなで愉しんでいます。
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2018年2月26日 (月)
2018年2月 7日 (水)
あんなチャチなもの・・
先だって読んだ『ギリシャ人の物語Ⅲ 新しき力』(塩野七生・新潮社2017年12月刊)の新しき力とは紀元前3世紀にギリシャから中近東、エジプトへ遠征したマケドニアの王アレクサンダーを指す。20歳にして王になり33歳直前にして亡くなるアレクサンダーは12年間故郷に戻ることなく遠征し、自軍より遙かに規模の大きなペルシャ軍と戦った。時のペルシャ王はダリウス。そのダリウスが紀元前331年のガウガメラの戦いで出してきたのが“鎌つき戦車”と“象”だった。アレクサンダー軍が5万に対しペルシャ側は25万とギリシャ軍は兵士の数では圧倒的に不利だった。
ペルシャ軍の“鎌つき戦車”とは馬二頭に馬車を引かせ、二人の兵士が乗る。その馬車の両側の大車輪に長さ1メートルほどもある鋭利な鎌が7本も取り付けらている。その鎌で突進し、敵兵をなぎ倒そうというペルシャ側の魂胆であったが・・・。
この下りで著者・塩野が触れたのが映画<ベン・ハー>の競技会に出てくる戦車。主人公(チャールトン・ヘストン)のライバルが乗る戦車車輪にはドリル状の棒が付いており、このドリルで相手の車輪を破壊しようとするものだった。この戦車を指して塩野は「(ペルシャ戦の)実際の戦闘で使われたのはあんな―ベン・ハーのような―チャチなものではない」とした。ベン・ハーの時代設定(キリストが出てくるので紀元がはじまったばかり)を遡ること3百数十年前に鎌つき戦車を出してきたペルシャ軍もペルシャ軍だがそれを破ってしまうアレクサンダーという若き王は後の世の人々に大王とさえ言われることになる。
そのチャチな戦車をジャケットに使った『ベン・ハー』のレコード(1977年録音)がドイツから届いた。『ベン・ハー』の音楽を書いたミクロス・ローザ(ギリシャ人)自身がナショナル・フィルを指揮をしている。Phase4という録音方式で実は音がいい。書かれた音楽は映画にふさわしいく壮大で決してチャチなものではない。
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2018年1月29日 (月)
より以前の記事一覧
- ゴシック建築のような・・ 2018.01.06
- ラック 2017.11.10
- スタビライザー 2017.11.08
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- 幸いなことに・・ 2017.07.05
- 鯖のコイル焼き 2017.06.30
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- 浮くボード 2016.12.01
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- 14g 2016.10.27
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- 甘く緩い 2016.10.15
- 待望の・・ 2016.10.14
- 70年代のユニット 2016.09.25
- 秋になって 2016.09.14
- A社試聴会 2016.08.08
- ユニットが届く 2016.07.08
- LPレコード 2016.06.21
- 悩む 2016.06.18
- ミッドセンチュリーへの道 その7 2016.06.14
- ミッドセンチュリーへの道 その6 2016.06.13
- ミッドセンチュリーへの道 その5 2016.06.12
- ミッドセンチュリーへの道 その4 2016.06.11
- ミッドセンチュリーへの道 その3 2016.06.09
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- 11/52 2016.05.19
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