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2018年1月13日 (土)

ギリシャ人の物語Ⅲ

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古代ギリシャでアテネ、スパルタ、テーベといった都市国家が輝き、覇権を争い、やがてその力を失いつつあった2300年前、ギリシャの中心から外れた北に位置するマケドニアにアレクサンダーが王の子として誕生した。世襲ではなく認められて父に続きマケドニアの王となったアレクサンダーはギリシャを治めるや、20歳にして中近東への東征をスタート、ペルシャとの合戦に次々に勝利していく。若きアレクサンダーのスピードと行動力、合戦が具体的で面白い!33歳を目前にして亡くなるまでのアレクサンダーの軌跡を描く。

なぜ、アレクサンダーは大王とまで言われるのか?塩野はこの『ギリシャ人の物語Ⅲ 新しき力』(2017年12月刊、新潮社)でアレクサンダーという類まれな若き王を描き、ギリシャ人物語シリーズの掉尾を飾るにふさわしい作品とした。『ローマ人の物語』のユリウス・カエサル同様、塩野は才能に溢れ、決断力のあるいい男が好きである。

ヨーロッパ、特にイタリア周辺を旅行するものにとって塩野作品を読んでいるかいないかでその魅力は天と地ほども違う。


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