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2017年4月 5日 (水)

ラ・ラ・ランド 魅力の場所

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映画『ラ・ラ・ランド』を見た。冒頭の交通渋滞を逆手にとった踊り、ハリウッド映画黄金時代を思い起こさせるセット撮影、終盤の絵のような回想シーンなどなど、まだ若い監督デイミアン・チャゼルによる見せ方満載の―映画オタクが本物の映画を作ったような―才気ある仕上がりになっている。

ただ、話は古臭い。いつかジャズクラブを経営したいピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)と女優志望のミア(エマ・ストーン)。見かけることのできないジャズ好き男とオーディション全敗の女。そんな男と女のラブストーリー。今どきありえないワンパターン設定だが映画好きの、この監督が作るミュージカルだとすれば、作りものとして容認できなくもない。映画の完成度から見れば、それほどでもない。しかし・・・。

セブ役のライアン・ゴズリングは哀感溢れたピアノを弾き、ミア役のエマ・ストーンは夢追う者の心情をせつなく歌う。歌、演技、どちらもすばらしい。ふたりが夕景で歌い踊るシーンの素敵さ、セブが海辺で歌う<シティ・オブ・スターズ>の情感、ミア、最後のオーデイションでの<ザ・フールズ・フー・ドリーム>が心を打つ。いつしか、夢を追うふたりを応援したくなる。

『ラ・ラ・ランド』、ポスターとレコードを買おうと思う!







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