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2017年1月22日 (日)

この世界の・・

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そういえば映画雑誌「キネマ旬報」の2016年邦画部門で「この世界の片隅に」がベストワンに選出されていた。あの「君の名は」が同じキネ旬でベストテンに入らないのだら、面白いと言えば面白い。

舞台は戦争前の広島と軍港である呉。主人公は絵が好きな少女すず。瀬戸内の海苔養殖の家で育ったすずの幼少期はものぼのとして微笑ましい。縁あって呉へ嫁にいくのだが戦時下の生活もうまく描かれている。すずの丹念に描かれた日常を広島の原爆で終わらせなかったことに原作者の思いが感じられた。

動くアニメの中にすずの<絵>をうまく入れている。最初のウサギの波が浮かぶ瀬戸内海がそうだし、爆撃の色や破裂がすずの絵心として、また心象風景とし効果的に使われている。それが見るものを感心させたり、ドキッとさせる。

20世紀という戦争の世紀、名もない一国民の生活する、生きる日常こそが尊いことをこの映画が教えてくれる。そんなメッセージを感じさせないくらいにこの原作とアニメは尊い。

とても良かったので2度見てしまった。サントラも公式ガイドブックも注文したところである。


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