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2016年9月29日 (木)

すすき野には・・・

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小説『裸の華』(桜木紫乃・著、集英社)を読んだ。舞台は札幌、札幌はすすき野、主人公は元ストリッパー、ノリカである。舞台で骨折し、再起を危ぶむノリカが心機一転、すすき野の一角に小さなダンスフロアも持つ店を開く。そこへ若いふたりのダンサーと不動産屋あがりのバーテンダーが雇われることになり・・・。

踊り、職業、過去、師弟といった要素が絡み合い、この物語を魅力的している。まず、元ストリッパーのノリカがカッコいい。最初にハードボイルド小説かと思わせた。次にノリカが目指したストリッパーという生き方、雇ったふたりの若いダンサーをどう育てるか、踊りとそれを支える音楽など、古臭いとさえ思える著者の描き方に心が躍った。

すすき野には行ったことがない。ダンスショーは見たことがない。ましてやストリップを知らない読者であるワタクシはたいへん面白く読んだ。


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