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2016年4月19日 (火)

ロゴスの市

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時代小説の書き手とばかり思っていた乙川優三郎はいつのまにか現代を描く優れた作家になっていた。『ロゴスの市』(2015年11月刊、徳間書店)は翻訳家の男と通訳の女性の大学時代から中年までを描く。並みの恋愛小説ならそのレンアイの表層を描くが乙川の主人公ふたりは仕事を目指す序盤から、その職業の何たるかまで語らせる。知的で熱くて苦しい、大人の恋愛小説になっている。

感心したので☆三つにしよう。が、いい内容だけに―世界最大の書籍見本市まで話に織りこみながら―この本の装丁(センスとも言う)はいただけない。


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