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2016年4月30日 (土)

ディカプリオの白い息

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先日、テレビドラマを見ていたら妻を誘拐された夫が現金2億円を担いで走るシーンがあった。犯人は執拗に2憶を担いだ夫を移動させる。2億円と言えば約20kgの重さになる。体格のあるスポーツ選手だったら軽いものだろうが一般人にとって20kgはかなり重い。まして走らなければならないとなると、ドラマ制作部はその現金を軽くする。走っている役者は重そうに、さぞ大変そうに演技はするが担ぐ袋の動きは見るからに軽い。仮に体力のある役者だったら本番くらい実際に重さのある袋を持たせてもいいのではと思いながら見ていた。

映画『レヴェナント:蘇えりし者』を見た。時はアメリカの開拓時代、映画はインディアンからの襲撃を、-20℃という極寒の激しく美しい自然を、熊との遭遇をこれ以上ないリアルさで見せてくれる。ディカプリオの吐く息でカメラが何度か曇る。見るものがその場にいるような映像が見事。野生動物をワンカットで入れ込んだり、隕石まで撮れるとは!よくこれだけの撮影ができたものだ。

監督は映画『バードマン』(未見)のアレハンドル・G・イニャリトウ(メキシコ出身)。時に観念よりな映像も挟んでしまうが監督の個性なのだろう。敵役トム・ハーディは狡猾さをうまく出している。

この映画では子の復讐が大きなモチーフでありテーマであるが果たしてその先に何があるのかを見せられたかについては疑問が残る。映画を再見すれば、或は原作を読めば理解できるのか、今迷っているところだ。

雪の荒野をゆくディカプリオが『シャイニング』のジャック・ニコルソンに見えた。




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