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2015年11月 3日 (火)

『黒衣の刺客』

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車のハンドルを握り、急に見たくなって出かけた映画はホウ・シャオシェン監督の『黒衣の刺客』。実はこの監督の『非情城市』は途中で退屈になり、やめたことがあった。

翻って今回の『黒衣の刺客』、全編を通して自然も建物も室内も映像がすばらしい。自然描写だけでもこの映画を見る価値がある。日本の名刹でもロケをしたというが全くわからないし、しっとりとした色彩が美しい。カラスや虫の鳴き声がとても自然。室内の紗幕を使う撮影も雰囲気を作りだしている。アクションはあくまでリアル、剣の音さえ冴えている。

この映画、製作期間が5年、総製作費が13億円とあった。監督の力量とそれを見込んだ製作サイド、出資者あってこそ映画は成り立つが、リスクを伴うのも映画である。第68回のカンヌで監督賞受賞ということだったが、映画作りの困難さをしっている監督たちだから選出したのだろう。

監督ホウ・シャオシャンが映画に求める美を見ることができる。あくまでも媚びることない美である。役者たちんも大変だったろう。過多な表情や演技がまるで使えない。たぶん、この映画は多くの観客の指示は得られない。この日の観客数はわたしを含め5人だった。



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