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2015年10月25日 (日)

講義の夜

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この夜、海坂にある大学のとある教室で「渡りをする生きものたち~移動と変容~」という講義が行われた。講義をした作家Nは渡り鳥に大きな興味を持ち、アリストテレスからはじまる渡り鳥たちの歴史を語った。

・・・が、渡り鳥からはじまる講義はやがて日系2世のあるアメリカ人の苦難に満ちた話へと続いた。関空へ向かう電車の車内で乗りあわせた70年配の男性と席の間違いから話を交わしはじめたNはその男性が第二次世界大戦時のアメリカで強制収容所へ入れられ、アメリカ政府への忠誠を試される。日系2世としてアメリカ国民として暮らしていた高校生にアメリカが、日本が立ちはだかる。 自作の小説を書きはじめた時、終わり方をあらかじめ決めないという作家Nの講義はそのエッセイの朗読を挟みながら、静かに進んだ。

『西の国の魔女が死んだ』という作品で知られる作家Nは鳥の渡りの不思議、人の移動―時に理不尽―を語った。


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