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2015年5月14日 (木)

テリー・ヘイズ『ピルグリム』

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『ピルグリム1.2.3』(ハヤカワ文庫)の著者テリー・ヘイズは映画「マッドマックス」シリーズ等の脚本家として活躍し、本書が小説のデビュー作とのことである。主人公はアメリカの元諜報員という設定だが、著者の前歴が諜報員ではないかとも思えるほど描写と知識、共に秀逸である。

脚本家だけあって文章から映像が誘発されし、スケールも映画的である。ラストは読者という観客へのサービス精神なのか、後日談がいささか冗漫。もっと、キリリッと締めたほうが―ばっさりカットしたほうが―小説としての読後感が上回ったのでは・・・。

ともあれ、ピエール・ルメトールの『その女アレックス』がなかったら、昨年のベストミステリーにしたい収穫の作品である。



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