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2015年4月11日 (土)

ハナノ毛

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もう随分と昔のこと。テレビのとある番組のゲストに『屋根の上』でヴァイオリンを弾いて上演回数とその演技を讃えられていた名優がゲストで出ていた。その名優の隣りの椅子にはこれも名だたる女優が座っていた。目の大きな女優はかつてNという映画会社の看板女優でもあった。

司会者「(俳優に)最近、何かお困りのことはありますか?」
名   優「そうねぇ、排気ガスのせいでしょうかねぇ、どうも鼻毛が伸びるのが早くてね。
     鋏でちょちょいとね、(身振り手振りで)こうやって切るんですよ」
司会者「(困って)はぁ・・」
名   優「(隣りの女優に)○○さん、あなた、どうです。そんなことありません?」
女   優「(映像は顔をアップ)・・・」
名   優「ん?・・鼻毛ですよ、切りませんか?」
女   優「・・そんなことありません。・・わたし、伸びないんです(と断言)」
名   優「(しげしげと女優を見て)・・・そんなもんですかねぇ」
司会者「(まとめようがなく)・・・」

確かに当時、―学生時代に環七沿いのアパートに住んでいた―わたしも排気ガスには迷惑をしていた。車は排気ガスをまき散らしていた。そのせいかどうか判明しないが鼻毛はよーく伸びた。ゲストの名優は女優たちをからかうことでも名を馳せていた。名優は女優を鍛え、女優はあまたの困難を乗り越えて育つ。しかも、女優たるもの鼻毛は伸びないのである。

そして、先日のこと。わたしは鼻毛を切っている最中、誤って鼻を切ったのであった。血が出た。


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