« 汚れちまった | トップページ | 銀のケーブル »

2015年1月 9日 (金)

その女アレックス

20150109dscf5018

『その女アレックス』(ピエール・ルメートル著、文春文庫)、タイトル通り、これ以外付けようがない見事な題名となっている。冒頭、舞台はパリ、その路上で誘拐され、体を折り曲げなければ入れないほどの木の檻に裸で閉じ込められた女性アレックスはいったいどうなるのか?しかも檻は地上から浮いた状態である。そこへ腹を空かせたネズミがやってきて・・・。

この誘拐事件の担当となるのがパリ警視庁警部カミーユ。母親の煙草のせいで身長が150センチにも満たない男である。身長から今まで経験してきたであろう屈辱の数々は想像に難くない。カミーユをはじめとする捜査メンバーの個性も、このミステリーを読みすすめさせる大きな要因となっている。たぶんにオススメである。

折しも、一昨日のパリの新聞社を覆面姿の男たち(アルカイダ系?)が襲撃し、銃を乱射、多くの死傷者を出した。犯人は逃亡中で、フランスではライフルを持ち武装した8万人もの警官が男たちの逮捕のため投入されている。

イスラム国への不安は増大し、加えてヨーロッパ経済はどうなるのか・・。


|

« 汚れちまった | トップページ | 銀のケーブル »

② 見て聴いて読む!」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 汚れちまった | トップページ | 銀のケーブル »