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2014年12月 9日 (火)

Mr.ダイコク

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廊下に出たら、納豆の匂いがした。今日、12月9日が「大黒様」の日だったことをこの匂いで思い出した。

シェフは午後一杯の時間をかけ「ハタハタの田楽」、「焼き豆腐の田楽」、「黒豆煮」、
「黒豆とダイコンの酢の物」、「黒豆ご飯」、「数の子」、そして「納豆汁」を作った。ハタハタはこの寒い時期に獲れ、身を膨らますほどの子をお腹に抱えている。そのハタハタを焼き、甘い味噌を塗る。酢の物の下ろし大根は黒豆から色が移り、薄い紫色になっている。納豆汁はミキサーで砕いた納豆が汁に入る。これらをお膳に乗せ、神棚へ捧げる。

かつて、仕事で明け暮れていた12月、遅い帰宅が毎日にように続いた。一年に12月が無ければどんなにいいだろうと当時は思っていた。ヘトヘトになって家に帰ると、神棚から下げられたお膳を遅い夕飯として食べた。ハタハタの白い淡泊な身と身より大きな子を甘い味噌で(ハタハタは焼いたため香ばしい)、温め直した納豆汁にはネギを入れ、「そういえば、ご飯も紫色だな」などと言いながら食べた。

そんな「大黒様の日」の夜を今年も無事に過ごしている。





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