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2013年10月17日 (木)

グリッグス氏の本

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イギリスのアマゾンから<ブリッグス氏の本>がようやく届いた。注文してからひと月かかった。住所のスペルを一文字間違って注文したが、なんとか届くものである。

本のタイトルは「A pair of WHARFEDALS」。「ワーフェデールのひと組」とでも訳せばいいだろうか・・。ワーフェデール(スピーカーで知られている)の設立者であるブリッグス氏の生涯と氏の生み出したスピーカーの数々を紹介している。著者はデービッド・ブリッグス博士。著者の祖父が本のブリッグス氏とイトコにあたるそうである。イトコの子孫ならブリッグス氏の親族も快く資料などの便宜を図ってくれただろうと推測される。

ワーフェデールのスピーカーはこの国では知名度が低い。安価な製品は雑誌等で時に評価されることもあるが中クラス以上の製品となるとほとんど話題にならない。たぶん、それはスピーカーの見た目がパッとしない(つまり、デザインが良くない)、代理店の営業が力を入れていない、評論家受けが良くない、など要因はさまざまだと思われる。

オーディオの黄金時代とも言われる50年代、60年代にあこがれを持って見られていた、例えばイギリスのタンノイやアメリカのJBLが今尚その輝きを失わず、魅力的な製品を発表し続けていることから、ことワーフェデールに関して言えば製品作りの体制と優秀な人材を現在へ繋げられなかった印象が強い。

昨年、そのワーフェデールから設立80周年記念として販売された<DANTON>というブックシェルフスピーカーを聴いたところ、とても素直で自然な音質だった。このことがきっかけでワーフェデールに興味が湧いた。今が駄目なら過去のスピーカーたちはどうだったのだろうか?


そーゆーわけで<ブリッグス氏の本>が届いた。


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