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2013年5月 1日 (水)

クヌギ妙子

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イギリスから届いたアンプがありサーカスで綱渡りをするように結線を終え、昨夜音だしをした。ところが音は割れ、歪み、時に消え、ボーカルのオオヌキ妙子がクヌギ妙子に変身したかのような聴くに耐えない状態だった。ちなみにクヌギはブナ科の落葉樹で、虫が集まる木だそうである。

その夜、ベッドにはいったものの延々と眠れずに気づくと午前3時をまわっていた。そこでスタンドの灯りを点けパソコンに向かった。ワードを開き、英国アンプの状態の悪さを用紙A4分列挙し、購入先へクレームの準備を進めた。夜の河を一人で渡っている気分がした。

夜が明けて、時間をなんとか見つけ再度アンプの状態確認を試みた。改めて細いスピーカーケーブルを繋ぎ直し、最も安いRCAケーブルもしっかり入っているかを確認。このアンプ、入力は五つ。内訳はピックアップが2つ(レコード用)、チュナーが2つ(ラジオ用)、リプレイ(?)が1つである。ウググッ・・・CD入力がなかったのである。

40年以上前にイギリスで作られ発売されたアンプである。世界初のCDプレーヤーがソニーより発売されたのが1982年10月。当然、CD入力はなくCDプレーヤーの影も形もなかった時代にこのアンプは作られていた。もっぱらレコードとラジオで音楽を愉しんでいた時代だ。

やっと気づいて、ラジオチュナーを引っぱり出しイギリスのアンプに繋ぐと音が出た。プリミティブな音だ。新しさに疲れた時に聴ける音とでも言えばいいか。40年前の人はこんな音を聴いていたことになる。しばらく、遊べる。アンプのクレームはボツになる。



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