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2013年3月13日 (水)

シェリングのバッハ無伴奏 55年もの

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雨で雪が見る見る融けてゆく中、バッハを聴く。シェリングが録音で残しているバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータは2度あり(たぶん)、最初は1955年、パリでのモノ録音。2度目が1967年のスイス、こちらはステレオ。2度目の録音はDGG(ドイツ・グラムフォン)よりレコード、CDと出され、わたしが最初に気に入ったバッハの無伴奏ヴァイオリンになった。以来、シェリングの演奏が他の無伴奏の好き嫌いのモノサシとなった。

幾年月がありまして、気にかかっていたシェリングの最初の無伴奏。なんとか手に入れ聴いてみたのだが高音が耳に痛く、満足に聴けることができなかった。そして、ようやくモノラルカートリッジが手に入り、まともな状態でモノラル録音の無伴奏を聴くことができた。

67年の演奏が技術、経験、余裕といった完成度の高さだとしたら55年の演奏にはシェリングの集中力と熱意溢れた若さがある。青白い炎が暗闇で燃えているような・・・シェリングの無伴奏55年ものにはそんな魅力がある。


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