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2013年2月13日 (水)

警察小説

20130210r1544547


佐々木譲の<警官の条件>(新潮社、2011年9月刊行)を読む。先に読んだ<警官の血>(上・下巻)から9年後の設定とされ、前作に肩を並べる内容となっている。

前作<警官の血>が親子3代にわたる物語であるのに対し、<警官の条件>は3代目にあたる安城和也の<警官の血>から9年後の捜査がストーリーとなる。<警官の血>で登場した安城の上司、加賀屋仁警部が再び登場。この二人の捜査活動が交互に描かれ、捜査を複雑に織り成してゆく。

安城は係を率いてチームで捜査をし、加賀屋はひとりで対象である組織に飛び込む。安城の捜査への意欲と苦味、加賀屋のアクの強さと言った著者の筆力に感心する。

事件は時代に呼応する。『冷血』(髙村薫・著)といい『警官の条件』といいその手触りは現実的で地道で重苦しい。が、・・この重苦しさ、かなり好きである。



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