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2012年11月16日 (金)

のぼうの城

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映画<のぼうの城>は主役が生かしきれていない。確かにうつけな大将のぼうに野村萬斎は適役だし、小船の上での踊りもたいしたものである。けれど、足りない足りない。それは脚本なのか、キャラクター設定なのか、道化の表現における難しさなのか。

道化と言えば・・。黒澤明の映画『乱』(1985年)はシェークスピアの『リア王』を下敷きとしていたが、リア王にあたる武将に仕える能(狂言?)役者役でピーターが出ていた。だが、あの役はいただけなかった。面白みがまるでなかった。

今回の<のぼう>は単なる道化という添え物ではなく主役なのだから、より内面を見せる角度や深みも欲しい。

一方、のぼうの部下にあたる武将、佐藤浩市は冒頭の馬上から合戦まで充分に存在感を見せつけた。佐藤浩市がいなかったらこの映画、どこがいいの?くらいの活躍と言えた。

映画はともかく役者でできている。



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