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2012年7月14日 (土)

フリッチャイの7番

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スタンリー・キューブリックはクラシックを映画でとてもうまく使った。キューブリックのクラシック好きが彼の映画の多くから伺える。その最たる映画が<2001年宇宙の旅>、ドーナッツ型の宇宙ステーシュンが漆黒の宇宙空間に浮かび回転する映像にヨハン・シュトラウスの<美しき青きドナウ>を流した。ワルツで踊る宇宙船だ!そのキューブリック、<時計じかけのオレンジ>という作品ではポップな美術の上に未来社会と暴力を描いた。暴力シーンをスローモーションで強調し、流したのばベートーヴェン。

最初に聴いたフリッチャイはドボルザークの<新世界より>だった。ドボルザークの故郷チェコへの望郷の思いに満ちあふれた交響曲。その後、ベートーヴェンの<第九>、<運命>と名づけられた第5番、そして今回は<第7番>を聴く。第2楽章は重くせつなく、第3と第4楽章はワーグナーに「舞踏の聖化」と言われたようにリズムに乗ってグングン突き進む。

若い頃、フリッチャイは勇猛果敢な指揮振りから<リトル・トスカニーニ>と言われたらしいが病を抱えて後の指揮は変わった。晩年のフリッチャイ指揮する音楽に触れる度、人が生きる上での悲哀というようなものを重ねて聴くようになった。


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