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2012年5月11日 (金)

城とピアノとさえずりと

20120503_dscf6982

バッハの平均律クラヴィーアをリヒテルのピアノで聴く。リヒテルは平均律を生涯に2度録音しているが聴いたのは1回目、ザルツブルグのクレスハイム宮殿で録音された。宮殿だよ!

響きが豊かで深夜にでも聴いたら深く沈み込める演奏である。第1集に関して言えばBWV849、BWV853が興味深い。“奇妙な世界に足を踏み入れたワタシ”と言った気分になる。ロシアの有名なアニメ作家(名まえを忘れた)に<話の話>という作品があったがその中で使われていた曲だったような気もする。グールドの平均律が何が起こるかわからないピクニックだとしたらリヒテルのそれは宇宙旅行だ。

この録音では面白いことに演奏の最中に小鳥のさえずりが何度か入る。聞こえるか聞こえないかの小さな音でチッ、チッ、・・チッ。何度か聴くうちに小鳥だと気づいた。石造りの宮殿の暗いホールでリヒテルが平均律を弾き、その近くの雨どいか屋根、或いは近くの木で小鳥がさえずる。「いい音ね」と小鳥がさえずったかどうかは・・・?。

さて、どの曲に小鳥かは聴く人のお楽しみということで内緒である。


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