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2011年12月 5日 (月)

ツリー・オブ・ライフ

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ようやく、テレンス・マリックの映画<ツリー・オブ・ライフ>を観ることができた。戦争を扱ったマリックの<シンレッド・ライン>では上映中に寝てしまったが、今回は面白く観ることができた。50年代のテキサスを舞台にした家族の物語。父と長男の相克を描く。けれど、ありきたりのドラマを観たかった人はずいぶん退屈したと思う。

俳優たちはさぞ苦労したことだろう。セリフではなく、体と表情という感情で自己を語らねばならない。フツーの演技は求められないからである。<天国の日々>の少女でもそうだったが、マリックは子ども使いがうまい。<ツリー>では男の子のあの年頃の複雑な感情をよく引き出している。男の子の時代もあった私としては重なる部分もあり、見ていて辛くなるほどだ。

男3人兄弟の中の次男の死からこの物語ははじまる。その死から、神の存在や宇宙、地球の誕生や太古の時代、加えて自然と全ての存在を通して生命をマリックは映像で提示する。恐竜まで出してくれ、うれしくなる。

マリックはかなり頭でっかちな映像という詩を見せてくれる。これぐらい、やってもいい。

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