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2011年10月 5日 (水)

悲しみの豊かさ

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井筒香奈江<時のまにまに>というミニアルバムのCDを夜毎、聴いている。<悲しくてやりきれない>など、なつかしい曲のカバーアルバム。他に<マイ・ラグジュアリー・ナイト>、<逢いたくて逢いたくて>、<WOMAN>、<ボーイの季節>と昭和の歌が納められている。

ボーカルとほとんどギター1本だけで録音されている。だから、ボーカルの実力が如実に出る。オリジナルの<悲しくてやりきれない>をテレビやラジオで聞いていた当時は好きになれない歌だった。長い時間の経過と経験のおかげで聴くことができる歌になった。悲しみや別れの予感を歌う井筒の声が心の襞に触れると過去のさまざまな記憶が呼び起こされる。自分にもこんな感情にまだ反応する部分があったのだ。夜の穏やかな水面に体を浮かせて、水面から出たり入ったりする耳で自分の心の声を聞くような・・。

<WOMAN>(“Wの悲劇”)はもともと好きな曲だが、井筒の歌声がとてもいい。他の曲にも共通するが歌い手によって歌詞がより研ぎ澄まされていく。くり返し何度も聴く。

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