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2011年9月14日 (水)

ビルスマの得

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アンナー・ビルスマが最初に録音したバッハの<無伴奏チェロ組曲>は1979年。バロック・チェロなので床から支えるエンドピンはなく、両足で抱きかかえるようにチェロを弾く。また、モダンチェロの金属弦と違いガット弦なので音量は落ちるが素朴で豊かなニュアンスを奏でる。

彼の無伴奏は“語るチェロ”とよく評される。ひょうきんなおじいさんが朴訥に語る味わいがあるが、よく聴けばどうしてどうして・・見え隠れする魂は熱い。

ビルスマは1934年生まれだから、録音当時は45歳だ。45歳にしてこの風貌、しかもこの気取らない服装といい、ビルスマは(彼も、聴いた私たちも得した気分になるという意味で)得を持つ演奏者である。

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コメント

私も秋になったら、無伴奏チェロをよく聴きます(とくに、Fournierの)。まだなんとなく暑いので、そんな気持ちになりませんが、たぶんお彼岸を過ぎたら、そんな季節に突入しそうですね。

「得」は「徳」でせうか?

☆山下さん こんにちは
そうですか、フルニエですか
チェロの貴公子と評されるフルニエはフランス人
山下さんのフランス好きはこのように派生するわけですね
フム、フム

ビルスマの発言や人間性を詳しく知りませんから
人間性の“徳”ではなく、
即物的に互いの“得”で使いました

ともかく、バッハの無伴奏はチェロでもヴァイオリンでも
秋の夜を深ーくしてくれます
<グールドの帽子>


投稿: 山下晴代 | 2011年9月14日 (水) 15時00分

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