« シェフの畑 | トップページ | 風にクルクル »

2011年8月 2日 (火)

肉屋のコロッケ

20110520dscf1503

その肉屋のコロッケはよくある小判型ではなく、確か俵型の記憶がある。有名な不動尊のある最寄り駅からすぐの商店街に肉屋はあった。当時、勤めていた小さな広告代理店へ銀座などの出先から戻る道すがらにコロッケを求めた。コロッケの入った温かな袋を片手に抱えて会社までの坂道を上った。同僚や上司に頼まれることも多かった。

その頃、私は終電近くまで仕事をすることがよくあった。夕飯は出前だったので、コロッケは食前コロッケとなる。いいジャガイモを使った、塩コショウでほどよく味のついた、たぶんラードで揚げられたうすいキツネ色の肉屋のコロッケ。毎回、2個は食べた。仕事の打ち合わせ中にもつまんだこともあった。

ところで、なぜコロッケかと言うとジブリの<コクリコ坂から>に肉屋のコロッケが出てきたからである。主人公の少女・
海の慕う少年が2個コロッケを買い、1個を海へ渡す。歩きながら食べるコロッケもさぞおいしいことだろう。<コクリコ坂から>の時代(東京オリンピック前の1963年頃)を少しでも知る者としては自分と重なるノスタルジーを映画の随所に発見できる。

(写真はフィレンツェ、残念だが肉屋ではない)

|

« シェフの畑 | トップページ | 風にクルクル »

② 見て聴いて読む!」カテゴリの記事

⑧筆者 」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« シェフの畑 | トップページ | 風にクルクル »