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2011年6月 2日 (木)

3日目(5月14日) 年下の妻

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ヴァザーリの庭は2階にある。通りから斜めに見上げると赤い花が咲いたポットが何個か見えた。1階が倉庫、2階が住まい、それに2階から続く住まい以上に広い庭である。ヴァザーリは画家であり、建築家であり、作家であった。後世にはルネサンスの巨匠たちを扱った作家として名を残した。彼の著した<ヴァザーリ列伝>にとり上げられた巨匠たちを今回は訪ねる旅である。

「君はもっと大きく、絵もうまくなる。デッサンをよーく勉強しなさい」
6歳のヴァザーリへ、親戚の画家シニョレッリが言ったらしい。

彼の小さな家は部屋ごとに壁面、天井画とテーマを持っている。しかし、ヴァザーリは多忙だった。多才な彼はローマなどへの長期出張も多く、家にいるのは年に数えるほど。家には22歳年下のかわいい妻(ニコラ・バッチ)が残された。その間、かわいい妻は何をして過ごしたのだろうか。料理教室、スポーツジム通い、庭いじり・・質問をし忘れてしまった。

残念なことにふたりに子どもはできなかった。

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市庁舎でヴァザーリの絵の修復を見学する。BSあたりで見かけそうな、困難極める名画修復という感じではなく、ヴァザーリ生誕500周年に合わせた観光客向けも兼ねた修復。この絵<聖母被昇天>でも寄進者と供にヴァザーリ自身が顔を出す。修復スタッフ8人で年間15万ユーロ(おおよそ1,725万円)の経費がかかる。見学者への寄付目的も兼ねており、解説にそれは熱が入った。

(5月14日 アレッツォ)

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