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2010年11月19日 (金)

ロードサイド・クロス

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ジェフリー・ディーヴァーの『ロードサイド・クロス』(文藝春秋刊)が出た。キャサリン・ダンスの第2弾である。ダンスはカルフォルニア州捜査局の捜査官、凶悪な事件を追う。デーヴァーは『ボーン・コレクター』に代表されるライム・シリーズで有名だが、シリーズの中でダンスが1度だけ登場し、魅力的なキャラクターとして描かれていた。ライムが犯罪を科学分析で解明するにの対しダンスは相手のしぐさや身体から発せられるボディランゲージで嘘か誠かを読み取っていく。

ディーヴァーがダンスを主人公とした前作『スリーピング・ドール』を読んだ時も触れたと思うが、まさに映画的な場面展開で飽きさせない。しかも、二人の子持ちで家庭を守り、二人の男性に心引かれる独身のダンス。サスペンス、日常の家庭生活、小説としてどちらにも手抜かりがない。ちなみにダンスのストレス解消法は靴を買うことである。

今回の『ロードサイド・クロス』はインターネットとブログが題材となっている。作者は登場人物であるボーリング(大学教授)に「みんな個人情報をネットに公開しすぎなんですよ。無防備すぎる」とも言わせている。

ストーリーには関係ないがダンスたちの会話に日本のSFアニメ『攻殻機動隊』が出てくる。たぶん、デーヴァーはこのアニメが好きなのだろう。

本文が2段組で500ページもある『ロードサイド・クロス』。それほど熱のない風邪のおかげで充分、堪能することができた。




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