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2010年7月21日 (水)

借りぐらし

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映画『借りぐらしのアリエッティ』を見る。一軒の洋館とその庭を舞台にした佳品になっている。アリエッティの洗濯バサミの髪留め、彼女の父親が背負うリュックの安全ピン、またドールハウスと小さく細かな世界が好きな人には多くの発見があることだろう。

小人というよりはアリエッティは大きさからして妖精だが、サイズが違うと目の前の世界がまるで変わる。角砂糖やテッシュペーパーの調達がりっぱな冒険になる。ティーポットの注ぎ口の大きな滴感(しずくかん)まで面白い。音楽はハープを使ったケルト風で心地よい。

子どもの特権は夢想である。過去のジブリにおける宮崎作品のイメージの奔放さは大人には魅力的だったが、果たして子どもにはどう映っていたのだろうか。どれほど消化ができたのかなんて野暮は言わないが・・。そういう意味では今回の『借りぐらしのアリエッティ』は素直で好感が持てる。洋館のお手伝い(キキキリン)が一手に人の欲を引き受けている。

ちなみに、先ごろシロアリと湿気で床板が駄目になった部屋が当家にあり、畳下の杉板を張り替えた。床下の柱や石をしっかり掃除した際、暗い床下を覗き込んだが彼ら種族の気配はまるでなかった。畳の床下にアリエッティと言っても似合わないか。

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