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2010年7月 7日 (水)

月ノ山③ 息絶え絶え

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「雲霧山気の中に氷雪を踏みて登ること八里、さらに日月行道の雲関に入るかと怪しまれ、息絶え身凍えて、頂上に至れば、日没して月顕る」と『おくのほそ道』にある。

我々は昼過ぎに<月ノ山>山頂の三角点1,984メートルにようやく立つ。もう最後は同行グループに迷惑にならないよう意地で足をあげた。息絶え絶えだった。

“息絶え身凍えて”と記すように芭蕉にも必死さがうかがえる。たぶん、芭蕉は足袋にわらじ履き、足は濡れ冷たさに凍えたことだろう。足に油紙を巻いてわらぐつを履いたとしても登山には不向きだ。案内した強力からアドバイスはあったのか?

頑丈な登山靴を履いて芭蕉同様に息絶え絶えとは私もおこがましい。しかも、芭蕉はこの日、八里とあるから山道や登山道を30キロも歩いたことになる。江戸の旅人は健脚である。

そんな芭蕉がようやく日が暮れた山頂にたどり着き、見上げた空に“月が出た”とある。

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