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2010年4月

2010年4月30日 (金)

ガガ岡の猫

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「捜しものはなんですか」
ガサ、ゴソッ

「見つけにくいものですか」
ガサ、ゴソソッ
「まだまだ捜す気ですか」
・・・、らしい
どことなくNOKKOにも似たガガ岡の猫は人目など気にしない

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2010年4月29日 (木)

ゆらゆら

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風で世界はゆらゆらさ。「まだ、負けないもんね」ソメイヨシノはつぶやきました。

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2010年4月28日 (水)

蜜の味

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「あぁ、なんて忙しいんだ。盆と正月とゴールデンウィークが一緒に来たみたいな忙しさだ」
鳥は一時も休まることなく枝から枝へと場所を変えては桜の蜜を捜して飛び回っています。
「あら、あたしなんかそんなにせわしくては生きた気がしませんわ」
下では猫がすまし顔で鳥を眺めていました。
やがて、背を逆弓なりにギューンと伸ばした後で「あたしに羽があったらあの蜜、舐めてみたいものだわ」と猫は内心思うのでした。

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2010年4月27日 (火)

耕起がはじまる

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天気がよくなった途端、イナカーナのいたるところで一斉にトラクターがトットットッとエンジンを鳴らし、耕起がはじまる。春が動き始めた。

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2010年4月26日 (月)

変動する世界

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地震が頻発し、巨大な津波が海岸に押し寄せ、家屋を根こそぎ持っていく
北の島では火山が噴火し、その噴煙で飛行機が飛ばず莫大な経済損失を与えた
人は寒さに震え、野菜価格が
高騰する
とニュースが伝える
それでも、シェフは畑からヨモギを摘み大納言小豆でおはぎを作る

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2010年4月25日 (日)

メイ・ヨーク ポーの国へ帰る

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フキノトウの天ぷらを大根おろしの入ったつゆでパクついたメイ・ヨークはイナカーナ滞在中後半に風邪を引いたがすぐに快復した。どうやら、シェフから教わったたまご酒が利いたらしい。(もう、覚えたぞ、しめしめ・・・)しかし、来て早々確保した日本酒の一升瓶にはついに手を付けることができなかった。楽しみはまた次にとっておこうと潔い。
帰りの空港売店で<目玉おやじ>のキーホルダーをメイは購入、南の島<ポーの国>へ旅立った。

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2010年4月24日 (土)

『かのこちゃんとマドレーヌ婦人』或いは茶柱について

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『かのこちゃんとマドレーヌ婦人』(万城目学著、筑摩書房)を読んだ。新書版の形をとった小説なので短時間で読める。過日、深夜ラジオで耳にし興味を持ち購入した。タイトルといい新書版といい、紹介がなかったら手にしない部類の小説である。
かのこちゃんは小学一年生なりたての女の子でマドレーヌ婦人は彼女の家の飼い猫である。かのこちゃんの目線がとてもユニークで体験のひとつひとつが新鮮に描かれる。マドレーヌ婦人はふらりとやって来て、かのこちゃんの家に住み着いた猫。婦人の物語り半ばでの変容がこの小説の白眉と言える。こういう転調もあるんだ。ここに著者の作風が充分に生かされている。

*  *  *  *  *  *  *  *  *  *
さて、ストーリーに触れることはできないので小説の中に出てきた<茶柱>のことなどを少し。子どもの頃、淹れてもらったお茶に茶柱が立つことがあった。見つけると「わぁー、きっといいことがある!」とはしゃぎ、家族や兄弟に見せた。また、出された茶碗の前でかしこまっていた客人もゆらゆら立つ茶柱を自分の碗の中に見つけた時は一様に顔を緩めたものだ。(どうも、昔の話を書くと池波正太郎ふうになる)昔は選別のよくない安いお茶を飲んでいたのかも知れないし、今のように急須の中に細かな金網の茶漉しが入っていなかった。
それでは今、再現するには。茶漉しがつかない急須を用意し、いつものお茶にクキ茶を少々混ぜれば、茶柱の確立はうんと高くなる筈だ。
・・・やがて、そこかしこで家族や客たちが頭を寄せ合っては一個の茶碗を覗き込む光景が見られるようになる。
「えぇー、コホンッ(咳払い)そこの人、おひとつ茶柱占いはいかがかな?」声をかけられるかも知れない。

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2010年4月23日 (金)

花散らし

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花散らしの雨がふる
寒いな
灯油を追加注文しよう

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2010年4月22日 (木)

黒子について

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ほくろの数は人並みだと思う。風呂上りなど、たまたま眺めるとほくろに毛が一本生えていることがある。どことなく太くりりしくたくましく、素肌に生える並みいる毛たちよりりっぱだ。思うに、豊かな養分がほくろに蓄えられていると推察する。抜こうか、それとも育てようか。

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2010年4月21日 (水)

メイ・ヨーク ガイドになる

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「外国人は美術館でガイドが話していてもペチャクチャお喋りをしている。一方、日本人はひとことも話さずおとなしくガイドの話を聞いているわ、質問もしないの・・」
メイ・ヨークは<ポーの国>でポー国立美術館並びに博物館の日本語ガイドのボランティアをはじめた。最初にどさりと資料を渡され、なつかしくも受験生のようにそれらを頭に入れた。やがて実地研修があり、今年になり晴れてガイドデビューを飾った。
今や「もう、ポーの国のことなら、何でも聞いてよ!」という雰囲気である。

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2010年4月20日 (火)

不純

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天候が不順だ。フジュンナントカ交遊、不純がつい頭に浮かぶ。リッピのせいかもしれない。
ガラスを磨く。いや、窓ガラスを拭く。黄砂か花粉の混じったほこりがしずくの形で窓ガラスに残っている。軒があるせいか窓ガラスは下部にいくほど汚れている。あたりまえのことに感心する。拭き終わると屋内が少し明るくなったような、たぶん、数値にできないほどほんの少し。だから、気持ちの方が大きいのだろう。つまり、気持ちを拭いた。

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2010年4月19日 (月)

リッピの頭の中は・・・

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ルネサンスの画家、彫刻家、建築家を紹介した本<イラストで読むルネサンスの巨匠たち>(杉全美帆子著、河出書房新社)を本屋で見つけ嬉々として買ってきた途端、メイ・ヨークに奪われた。メイ・ヨークは突然絵画に目覚め、まず西洋絵画に関心を示し始めていた。欲深いことに「日本画はどう見たらいいの?」とメイに聞かれたので「まず、今興味を持っていることからね」と私はごまかした。メイが本代金を支払ったので翌日再び同じ本を購入。二冊しかなかった本屋の平台はカラになった。
さて、この本ではルネサンスの巨匠たちのエピソードをヴァザーリの『芸術家列伝』を基にし、著者がイラストで紹介している。ジョットからミケランジェロまで彼らのエピソードが性格もありとても面白い。美しい横顔を見せる聖母を描いたリッピの頭の中まで知ることができる。
以前、フィレンツェを訪ねた時、ヴァザーリが建築した空中回廊を見る機会が持てなかった。次回は是非、立ち寄ろう。ちなみにヴァザーリは誠実、善良だが権力に弱く背が低かったそうである。

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2010年4月18日 (日)

ピンクの帽子

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彼女の最近の口ぐせは「ヘンナノ!?」である
まだ、語彙が豊富ではないのでおかしな物事に対して返す言葉が見つからない場合に使用する
そう、ここには確かに変なのがあったりいたりする

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2010年4月17日 (土)

椿

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石鹸がわりに花びらもんで泡立てた
姉に教えてもらった私という子ども

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2010年4月16日 (金)

メイ・ヨーク 国際宅急便を送る

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メイ・ヨークはせっせと頑丈なダンボールに食べものを詰めていた。なにせ、海外で購入するこの国の食品はとても高い。旅行バッグはもう限界の20キロ直前だ。なので、国際宅急便で持ち込める食品を送らねばならない。雑誌4冊、そば(乾麺)3箱、のり5袋、漬け物3袋、乾燥わかめ大1袋、せんべい4袋、お菓子3箱。なんといっても雑誌とそばが重い。最後に入れたお菓子、ザオオ銘菓「樹氷ロマン」の箱にはあの真っ白な樹氷が青空を背景に大きく印刷されている。南の島<ポーの国>でおみやげを配る時の話題に雪は最適だ。アタシが北の国からきた証明でもある。
詰めたダンボールを体重計に載せ、重さを計ったら14.55kg、送料は1万3千円になる。ウググッ、送料の方が高くついてしまった。ダンボールへ詰めた物をインボイス(申告書のようなもの)にやっと記入、メイ・ヨークはふーーぅッと息をもらした。
<ポーの国>とは気温差が30度もあるイナカーナ。石油ストーブが暖かい。寒い日々の中、桜のつぼみが赤く色づいていた

*  *  *  *  *  *  *
数時間後、運送会社から電話があった。送料以外に関税が5千円との連絡だった。絶句したメイ・ヨークはもう次回からはバッグだけにしようと決心した。

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2010年4月15日 (木)

風が吹いた

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暗い空が二日ほど続き、森ではたいそうな風が吹いた
いったいどれだけの老木が倒れただろうか・・
窓ガラスの向こう、遠い遠い森に思いを馳せた

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2010年4月14日 (水)

家を建てる

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普段住む家を建てる機会がなかった。フクミミが15年前に離れ(宴会場とも言う)を建てた時、設計に関わったがあまり出しゃばることはしなかった。今、離れを見直すとああすれば、こうもすれば良かったと思うところが多々ある。こういうのは雨後のタケノコのように後から出てくるものらしい。
一度は家を建ててみたかった気もするが、たぶん建てることはない。その分、趣味というわがままを充分愉しんだからね。

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2010年4月13日 (火)

『八日目の蝉』を再読する

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角田光代はエッセイや短編でも抜群にうまい。まして長編小説ともなるといつも唸ってしまう。
この『八日目の蝉』は前半は赤ちゃんを連れ逃げる女を、後半は誘拐された子、薫が成長してからの姿を描く。女の取った誘拐という行動を愚かと言えばそれまでだが、それは人の危うさを知らないことになる。
後半、薫が成長する過程で経験したいやな出来事、いつしかあの女と同じ立場になってしまう皮肉、触れたくないのに触れてしまう相反する心の動きがせつない。
『対岸の彼女』同様に角田今回の物語も主人公の女たちのラストの距離感が巧みだ。そこに新たに生きることへ踏み出そうとする希望を見る。

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2010年4月12日 (月)

雨が

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雨が、冷たい雨が降っている
風が、強い風も吹いている
風は木々の梢をゆさゆさ揺らし

つぼみの顔を覗かせようとするのだが
その手には乗るものかと
つぼみは身をいっそう固くした

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2010年4月11日 (日)

夜に備える

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誕生日に(もちろん自分の)メイ・ヨークはホールタイプのフルーツケーキを注文。細長いローソクとケーキに添えるため名まえを入れたホワイトチョコレートの板を有料オプションで追加し、誕生日の夜に備えた。
果たして誕生日というものが何歳頃までうれしいものなのか、今はまだ問わない。

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2010年4月10日 (土)

青菜

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また、風邪を引いた。家族に風邪引きが一人いたし、背中が出るような下着のシャツも着ていたのでその隙を風邪に狙われたようだ。
子どもの頃、人に風邪を移すと自分の風邪が治ると言われ兄弟で風邪の移しっこをしていた覚えがある。移したい相手にわざと咳を近づいてしたり、なんとも・・・。
ラジオでも聴きながら暖かくおとなしくしていよう。

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2010年4月 9日 (金)

アスパラクラブ

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ようこそアスパラクラブへ。当クラブではただいま、春期キャンペーンを実施しております。新しく会員になられた方にはなんとあの『ぎゅうぎゅう』の特典サービスがあります。
ご入会、お待ち申し上げます。
アスパラクラブ
* * * * *
「お母さん、ぎゅうぎゅうだって!」
「あーら、いいわね、私も入会しようかしら・・」

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2010年4月 8日 (木)

メイ・ヨーク だんご屋に並ぶ

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海坂の中心からほど遠い町はずれの橋のたもとに並んで二軒のだんご屋がある。普段は農家だがこの桜の季節だけのだんご幟(のぼり)が風にはためく。二軒のどちらのだんごがおいしいのかわからないメイ・ヨークは、
「そっかぁー、並んでる方ね」
勇んで列に加わったものの、予約で取りにくる客がひきも切らず、だんごは注文されてはじめて餡や黒蜜にきな粉が塗られまぶされする。待つことおよそ35分、メイはようやくだんごを受け取った。しかし、頼んだ本数が少なかったせいか、大量注文客のようにおまけの一本がつかなかった。
「無念じゃ」メイ・ヨークは武家娘のようにつぶやくとだんご屋を後にし帰途についた。
桜開花まで10日前(予定)のことであった。

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2010年4月 7日 (水)

初聞き

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昨日、今年に入ってはじめてうぐいすの声を聞く。花札ではないが庭の梅の木あたりで鳴いていた。例年、最初に聞くうぐいすは「ホーホケ、ケ、ケキョ」とへたくそなのだが、今年のはすでにうまい。きっと、どこぞで隠れて稽古して来たに相違ない。

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2010年4月 6日 (火)

深夜高速バス

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早朝6時40分、深夜高速バスで南イナカーナに到着したメイ・ヨークは
チョコレート・ケーキが入った紙袋を片手にバスのタラップを降りた。
「えーと、迎えの車はどこだ?」
ふわッと欠伸をひとつした後で広い駐車場を見渡した。

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2010年4月 5日 (月)

交換する

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さらば、冬のタイヤよ
11月にまた会おう

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2010年4月 4日 (日)

菓子パン

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「私はベーグルが好きなの」
メイ・ヨークは私の菓子パンを少し低く見てるふしがある

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2010年4月 3日 (土)

ハガキを出しに

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雪や雨や嵐が過ぎて久しぶりに晴れた朝
ハガキを出しにゆく
プレゼントに当たる確立はとても高い

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2010年4月 2日 (金)

スポーツは苦手

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スポーツは苦手で、クラブ活動に一度もスポーツを選ぶことなく生きてきた。高校生の時、体育の授業でサッカーがあり戦う相手チームに飛び抜けた生徒が一人いた。中学時代は地域の代表にまで選ばれており、しかもキャプテンだったという彼はその身体能力と統率力でフツウの僕たちの敵ではなかった。つまり、レベルが違った。
三浦しをんの『風が強く吹いている』(新潮文庫)はハイジというリーダーが“走(カケル)”という同じ大学の新入生と出会うことで箱根駅伝を目指し、ついには出場する話である。箱根駅伝は10区間あるから、他のメンバー8人は竹青荘というオンボロアパートに一緒に住む同じ大学に通うフツウの学生である。ハイジがどうやって彼らの性格を捉え育てていくか、走がどのように走ることに対峙していくかを描いている。
三浦しをん、この著者も性別がわからず読んだ。読んでみると性別など関係がない、著者の取材が生きたすぐれたスポーツ小説である。襷を繋ぐ重みも含め、実際の箱根駅伝を見る楽しみが格段に増えることをここで請け負おう。

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2010年4月 1日 (木)

四月

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もう、四月だ。けれど、新年度なんて遠い遠い。自分にも周囲にも変化がないせいか、昨日と何ら変わらない。年を重ねるごとに変化より深化に興味が向いてゆく。本も新刊本より文庫本へ走る。でも、今年は部屋のカーテンくらい変えたいところだ。

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