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2010年1月27日 (水)

食堂かたつむり

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この本を読むまで“バルサミコ酢”を“バルサミコス酢”と思っていた。バルサミコスという名の酢という認識でいたのである。食器棚の奥にまだ残っていた―アボガドを食べた時にかけた―その小瓶のラベルを確かめたら、やはりバルサミコ酢であった。思い違いは面白い。
小川糸『食堂かたつむり』を読む。文庫本が単行本そのままを縮小した装丁で店頭に並んでいた。料理には詳しくないが作るに大変な料理が出てくる。レシピ本も並んでいたのでがんばれば作れるのだろう。表紙の色使いに反して内容はある意味ハードだが作者の意図あってのこと。後はまかされた読者の勇気ある想像力しだいとなる。
物語が設定されたバンジージャンプのできる山あいの村に心当たりがあるが、その村がうまく作者のファンタジーリアルな世界に置き換えられている。とにかく、「マンゴーラッシーのようにとろりと甘い夢」、「一口で大量の魚を呑むザトウクジラみたいに」など使われる比喩が新鮮だった。

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