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2009年11月16日 (月)

ニテ観ル

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ウエーノ山にある東ノ都美術館にて『冷泉家 王朝の和歌守(うたもり)展』を観た。13日の金曜日、東ノ都は小雨が降っていた。いにしえの都に伝わる“レイゼン家”の宝物を観るため階段を降りる。平日なのに混んでいるが昨年のフェルメールほどではない。重いトートバッグと折りたたみ傘をロッカーに預けた。
「そうか、レイゼン家は祖先が歌詠み人であったのか」この程度の知識で初めて観る和歌の数々。しかし、ひらがなさえ読むのが覚束ないので文字の形と流れで愉しむことにする。唯一、藤原定家の『明月記』が比較的わかりやすく、お祝いごとの日の日記には「天晴月明」とあった。このめったに観れない巻き物はとても太く、濃い紺色の地に「建仁三年春」というようなタイトルが渋い赤で入れられている。巻き物を閉じる太い紐も渋い赤でりっぱな表装である。途中、儀式の動きを予行練習するため室内見取り図の上で動かした“束帯人形”(高さ27ミリ、幅20ミリ)をルーペで覗く。人形は正式な装束で小さいながらすまして歩いていた。
こうして、“いにしえ”を少々垣間見ることができた。

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