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2009年10月 3日 (土)

坂の上の雲

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司馬遼太郎の「坂の上の雲」(文春文庫)を読みはじめた。(一)はもう何年も前に購入していたが読めずにいた。本棚にあった文庫本はページをめくると上下左の紙端が薄茶に変色し始めており、それを取り出した。
明治維新後の近代化を急ぐ国、そんな時代に生きる松山出身の軍人秋山兄弟と子規が中心となる物語だ。(二)に入り、この時代を知らないがための付箋が多くなりはじめた。
例えば、ツァイス双眼鏡が軍にゆきわたるのは日露戦争後のことで、それまではオベラグラス程度のもので倍率が低く敵情を見るには不適当だったこと。「子規の性格的特徴は執着の深さ」と虚子に言わせ、子規は俳句も駄句でさえ捨てずに書きとめておいたこと。夏目漱石と子規は二人とも寄席通であったことから意気投合したことなどがある。
また、19世紀、アメリカがロシアからアラスカを買わないかともちかけられたことを読むにつけ現ロシア大統領であるメドヴェージェフが麻生、鳩山と最近の会談の度に「北方領土に関して驚くような提案がある」とほのめかすのは案外このあたりのことかと推察してしまう。
さて、この物語(八)まで読むことができるかどうかはまだわからないが「坂の上の雲」、いい題名である。

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コメント

「坂の上の雲」、私も読んでいましやが、只今お休み中です。
というのも、
このお話、3人の主人公となっていますが
読んでいくうちに私は子規が大好きになってしまいました。
骨のある所、のんびりと優しいところ、
情熱を持っていることろ、
ちょっとかわいいところもあって。
ある時は同じ年ごろの人のような気持ちで、
ある時はお母さんのような気持ちで、
子規がかわいくて仕方がありません。
でも、子規は本の中でもう病気になってしまっていて、
赤毛のアンを読んでいて、マシューの事を読むと胸が苦しくなるように、
最近だんだん続きが読めなくなってきてしまいました。
でも、司馬さんの文章のなせる技でしょうか。人柄でしょうか、
どの人物も好人物に、そして戦争の事も
分かりやすく書いてあって面白い本ですね。
また、勇気を持って近々読み始めてみようと
思っています。
(長文ですみません)

☆aniseさん おはようございます
いえいえ長文、大変ありがとうございました
そうでした、aniseさんがブログでこの小説に触れていたのとNHKでも始まるので私も読み始めたのでした
司馬は「竜馬がゆく」「街道」シリーズでも私は挫けており、手を出すのが難しい作家のひとりです
aniseさんが読んで思う子規、面白いですね
これから、どのように展開し子規が時代と自分を
生きていくのか興味が膨らみます
<グールドの帽子>

投稿: anise | 2009年10月 3日 (土) 20時42分

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