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2009年10月

2009年10月31日 (土)

ゆく秋

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<鍋焦げて匂いひろがり秋はゆく>
へたくそである。

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2009年10月30日 (金)

小さな柿の木の下で

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・・・見ている

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2009年10月29日 (木)

同窓会のご案内

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ひと月前の9月、同窓会の案内を送った。人数が15人から20人くらいの同窓会である。十五年近く前、最初に声をかけた私ともう一人の友人とで相変わらず幹事をしている。会に参加してくれる彼ら彼女らとは学生時代8ミリ、16ミリ映画の制作を通じて知り合った。ビデオ撮影が一般的になる前のことである。
「ねぇ、ちょっと映画、出てくれないかな」
「・・・、考えてみるよ」
泊り込んで衣装の鎧を作ったり、大きなレフ板を抱えて電車に乗り定番の海まで撮影に出かけたこともあった。車さえ持っていなかった私たちはそんなふうにして映画を作った。出来上がった作品は当時、大きな公募展があり応募し運よく大泉学園で上映ができた。
同窓会の出欠ハガキが戻りはじめ、おじさんおばさんは元気だったりひどく疲れていたりしている。11月、二年ぶりの再会となる。

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2009年10月28日 (水)

お安くしときますぜ

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隣り州であるイモーニ州は山地であり朝晩の寒暖の差が激しいせいか、この季節、赤といい黄色といい葉の色付きがいい。落ちてる葉っぱをひろい集めて「そこゆく娘さん、一枚どぅお、今だけお安くしときますぜ」、声に出さずに言ってみる。

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2009年10月27日 (火)

フクミミ 隣り州へ向かう

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しいたけ山の夕暮れ時、近ごろ明かりが灯る。おりしもこの時刻、山の作業小屋でフクミミは日夜成長していくしいたけを眺めシメシメと思った。この分だと隣り州、ノコーマ温泉での宴会みやげに間にあいそうだ。なにしろ、隣り州のトラ仲間からは今年もサクランボを山のようにもらった。そのお返しにワシも巨大しいたけを山のようにやらねばならない。
「もっと、早く、でっかくなれ!」
二日後、フクミミはしいたけを大きな紙袋に詰めるだけ詰めて両手にぶら下げ、嬉々とした足取りで隣り州へ出かけていった。フクミミにとって嬉しさにつけ酒悲しみにつけ酒、宴なくして人生なしであった。

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2009年10月26日 (月)

急ぎ働き

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自分でも早いなと思いながら、来年の年賀状の原稿をパソコンでつくった。年賀状を受け取る冬は色のない季節、やはり何か色のあるものがいい。今年は黄色いゆずの写真を使ったのでちょうどシェフが干し柿用の柿を剥いていた、そのオレンジを使う。ハガキは100ミリX148ミリと細長く、写真内容と文字のバランスがとりづらい。少々間が抜けたがまあいっかで完成させた。
作家の池波正太郎は生前、絵も好んで描いた。味のある絵は文庫本の表紙にもよく使われている。氏は翌年の年賀状を一枚一枚絵入りの手書きで、出す人の人となり顔となりを思い浮かべながらまさに一年をかけて描いた。
それに引き換え私はといえば二日で原稿を作りプリントは印刷屋さんに頼み、半日で宛名を印字する。池波の言葉を借りれば“急ぎ働き”で仕上げることになる。届いた方は許されよ。

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2009年10月25日 (日)

この面倒な

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趣味のことなど少し。寒くなるとレコードを真空管のアンプで聴くことが多くなる。二十数年前CDプレーヤーが出てレコードが煩わしくなり、早々にレコードプレーヤーを手放した。新たに手にしたCDプレーヤーはしごく便利なもので、なんといってもノイズがないことに感心した。それ以来数多のCDを購入し、一度だけしか聞かなかったCDの何と多かったことか・・・。
そして、時は坂道を転がる石のようにアーーーッと流れ、いつのまにかレコードが復活した。ドイツやイギリスの盤が多い。レコードは片面が25分くらいと聴くにちょうどいい長さである。しかも、滑らかで暖かい音がする。ストレスがなく疲れない。時々、ブツプツ言うががノイズも音の味わい。高価なので人に勧めることはしない。

秋の深い夜、紙ジャケットからレコードを取り出しクリーナーでホコリを取る。毛ブラシで静電気も取り除く。レコードをターンテーブルにおもむろに乗せ、その上に重しを乗せる。プレーヤーの回転が安定したら針を慎重にそっと盤に落とすが、老眼でよく見えぬ。急ぎボリュームを上げ、針が飛ばないように抜き足差し足で黒皮ソファーに戻り身を沈める。
アナログレコードを聴く、この面倒が面白い。

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2009年10月24日 (土)

臨時増刊号

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文藝春秋、12月臨時増刊号は『坂の上の雲』と司馬遼太郎である。11月からテレビドラマがはじまるのに合わせ、文庫本の帯がドラマ出演者の顔に替わり、雑誌としてこのような増刊号が出る仕組みにメディアはできている。なかでも、うれしいのは「坂の上の雲」のモデルとなった登場人物の写真が載っていることだ。秋山好古は確かに小説で描かれている通り日本人離れした顔だし、正岡子規はやんちゃな子供だったろうなと思わせる。
フクミミは自分たちが否応なくさらされた先の戦争に今なお強い関心を持ち、年に数えるほどだが家族に経験したことを話すことはある。さらに時代をさかのぼる幕末から明治維新は竜馬をはじめ小説や映画の題材に事欠かない時代だ。一方、そのはざ間にある日清・日露戦争がいったいどういうものだったのか知識は乃木将軍など教科書程度しかなく興味を持たないできた。果たして世界の列強が帝国主義のもとに他国を侵略する時代に立ち向かわざる得なかったこの国と若者はどう生きたのかを司馬の「坂の上の雲」という小説とドラマでその一端を知ることができればと思い、今日から三巻目に入る。

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2009年10月23日 (金)

初冠雪

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先日登場した駐車場の片すみを住まいとする子猫は元気である。天気がいいと日向ぼっこもする。幸いなことに駐車場を利用する人が入れ替わり立ち代り食べ物を運んでくれている。なんとか雨露をしのげ、食べ物もある。しかし、・・・クシュン、クシャミと鼻水が!
今朝のイナカーナ、空は晴れわたり北の鳥ノ海山を見ると初冠雪である。雪の季節が刻々と近づく。

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2009年10月22日 (木)

シェフ、干し柿をつくる

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シェフが知り合いから柿をいただいた。知り合いも高齢者なので、もう柿の木も最後にしたいと枝を落とし、その落とされた枝からシェフ自ら「もいで」きたというわけだ。(イナカーナ語では、もぐは取る、もげは取れ、もいでは取っての意)
干し柿にしよう!とシェフは思い立ち、いただいた柿を水洗いし皮を剥く。いい干し柿ができる土地は山地で寒暖の差が大きく、山から冷たい風が吹いてくる場所だ。あいにくイナカーナは平野なので適地とは言えないし、シェフの家は街中なのでいい風も来ない。しかし、柿をつるすと秋の風情が増す。鐘はなかなか鳴らないが・・。

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2009年10月21日 (水)

メイ・ヨーク ポーの国に住む

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なにやらガサゴソしていると思ったら、メイ・ヨークは今<ポーの国>に住んでいる。
先月、座敷のテーブル上に食料品を整然と並べ悦に入っていたのであれが移住の準備だった。
赤道に近い<ポーの国>では41階にある部屋に落ち着いたそうだ。届いたメールの添付写真には周囲のビルと遠くに海が見える。イナカーナがこれから迎えるきびしい季節とはまるで逆の空気とソラを持つ国は果物がおいしそうだ。

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2009年10月20日 (火)

ナツメ

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朝、ハクチョウを待ちながらナツメをポリッと齧る。ハクチョウが思うように上空を飛んでくれることは稀で、鳴き声だけなら近いとその姿を捜しても彼らは遥か遠くだ。だから、待ち時間、またナツメをポリッと。

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2009年10月19日 (月)

雷注意報

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子猫は水を飲んだ後でゆっくり周囲を見渡した。ここは夕暮れ迫る駐車場の片すみ。柿の木の下にある急拵えの家は見るからに頼りないダンボールだが屋根はあるし、風も防げる。子猫は「ミャー」と小さな声で二度鳴き、もう一度あたりを見渡す。今はこの状況に甘んじるしかない。
イナカーナにはこの晩、北からの低気圧接近に伴い雷注意報が発令された。

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2009年10月18日 (日)

キクは食べる

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イナカーナではキクは食べることになっている。食用菊である。シェフ畑で収穫された。ゆでて酢や辛子醤油で和える。ほどよい小皿に入れると食卓に彩りが増す。歯ごたえがありいい食感なのだが、・・・私は苦手だ。

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2009年10月17日 (土)

鏡よ、鏡よ、教えておくれ

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「おい、そこのずんぐりむっくり、前に出ろ!」
「・・、・・・?」一同、押し黙ったまま返事をしません。
実はドングリは生まれてこのかた自分の姿を見たことがありません。ですから、自分が果たしてずんぐりむっくりなのかわからないのでした。

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2009年10月16日 (金)

抗議は聞かないことにする

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森を、ドングリの森を歩くとあたり一面がそれはもうドングリだらけなので、歩く度に靴の下でパチッブチッ割れる音。彼らから夥しい数の抗議を受けるが「パチッ、ブチッ!」楽しいんだな、これが。

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2009年10月15日 (木)

いまそこにある

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羊が丘(イナカーナ美術館館長)は先ほどからカウンターをじっと見ている。
軽く炙られ、塩が少々のることでノドグロは甘みをひき立てられる。今、羊が丘に話しかけでもしたら、蹄パンチをお見舞いされるかもしれない。羊が丘はいまそこにあるノドグロから目が離せない。

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2009年10月14日 (水)

雨の残り

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日々、冷たい雨が増え、
寒さにも少しずつ慣れてゆく

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2009年10月13日 (火)

朝の月

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フライ・ミー・ツゥー・ザ・ムーン
うむ、それもいい

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2009年10月12日 (月)

秋明菊

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シェフははじめての人にも声をかけられることがよくある。見知らぬ小中学生に「先生、さようなら」と言われ、先生にも間違えられる。そういえば、アタシもよく話しかけられるのよねとメイ・ヨークも話していた。ふたりの共通項である。
今、シェフの南の庭ではシュウメイギクが終わりかけている。

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2009年10月11日 (日)

冬の準備

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昨日は寒くて目が覚めた。蒲団は半分落ちていたがそれ以上に外気が冷え込んでいる。急ぎ床を掃除しカーペットを重ねて敷くと、寒い季節を迎える気持ちになる。家中の暖房機も全て出す。これからは家の外回りもひとつひとつ見ていかなくてはならない。
ハクチョウが南を目指して飛んでゆく。

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2009年10月10日 (土)

私の中のあなた

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映画<私の中のあなた>は白血病の少女ハンナと彼女の家族をめぐる物語である。この姉を救うべく誕生させられたハンナの妹アナは姉への臓器提供を拒否することを弁護士に依頼することからこの映画ははじまる。
最初、妹アナがその軸となり話は展開するのかと思われたが姉ハンナを描き始めると映画が俄然輝きだす。臓器提供というドラマになりがちな題材以上に病を抱えたハンナの苦痛や恋といった彼女の日々そのものに目が惹きつけられる。ハンナが病院のダサいダンスパーティーに出かけるくだりなど彼女の父親にさえなった気持ちで見守る。折々に回想が挿入され兄弟それぞれの立場や性格をうまく浮かび上がらせ、加えてカラリとした凝らない映像に歌が添えられる(歌詞も知りたかった)。キャメロン・ディアスの母親、さりげなく息子、姉妹をおもいやる夫、ハンナの弟、妹アナも申し分のない描き方である。とりわけ、白血病の姉であるハンナ(ソフィア・ヴァージリーヴァ)の演技がすばらしい。

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2009年10月 9日 (金)

ターフーンが去った

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タイフーンが去った翌朝、白みはじめた空をハクチョウが飛ぶ。
私は寝室でぬくぬくと横になったまま彼らの鳴き声を聞きながら、南へ向かう航跡を追う。

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2009年10月 8日 (木)

山のグランドゴルフ場

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ブッチ氏が初参戦し、今季第二回のグランドゴルフ大会が過日、鳥ノ海山で開催された。第一回でビリとなったメイ・ヨーク氏は今日こそはと期するものがあったのかなんとか最下位をまぬがれた。同氏はフクミミ譲りの豪快スィングで二度コース外の藪にボールを叩き込んだ。
イナカーナではビリのことを「ゲッパ!」と言う。ちなみにこの日、優勝は初参戦のブッチ氏、名誉あるゲッパはシェフ氏。ゲッパも愉しむ山での玉叩きであった。

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2009年10月 7日 (水)

揺さぶる男

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栗を無理やり落とそうとするなとあれほど注意をしたのだが、フクミミにとって幸いなことに聞きたくない声は寄る年波でよく聴こえない。なので、今朝もせっせと最後の栗を拾うため熊のように栗の木を揺さぶるフクミミであった。
もし、あなたがこの時期の早朝たまたま通りかかった“しいたけ山”を俯瞰で見る機会があったとしよう。その時、山の中腹あたりで突然木がガサッゴソッ揺れたらそれはヤツの仕業である。やれ、やれ・・・。

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2009年10月 6日 (火)

里山にて

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九月半ばの里山はまだまだ緑で紅葉は始まっていなかった。けれど、栗はおおかた落ち、静かに佇んでいたりするとボトッと音がするのはトチの実である。じかにかじったことはないがたぶん強い“えぐみ”がありそうだ。食べるまでには灰汁抜きなど大変な手間がかかると聞く。味のある形をしているので飾っておくのにいい。二三個、森からわけてもらった。

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2009年10月 5日 (月)

フクミミ 秋の日課

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9月も終わりに近づいた朝のこと、フクミミはしいたけ山を見回る途中で今年も落ちている栗を発見した。いつの年だったかまだ充分に実っていない栗のイガを叩き落としてシェフに叱られたことがあってからはおとなしく落ちた栗を拾うようにフクミミは学習したものである。
翌日から朝起きぬけの栗拾いがフクミミの日課となった。いい日課ではあるがそのおかげで他の家族が栗拾いをすることができない。
フクミミ、惜しみなく栗を拾い子や孫の楽しみを奪う。

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2009年10月 4日 (日)

月とスープ

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「カボチャスープ」おいしくいただきました
あいにく、月は映りません

昨夜の空は大半を雲が占め、なかなか月は姿を見せてくれない。それでも、早い雲の流れの隙間にちらり現れると世界は途端に明るくなる。すると、賢治の「なめとこ山の熊」に出てくる小熊が月の光に照らされた遠くの山の植物の群生を雪とかん違いするくだりを思いだすのでした。

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2009年10月 3日 (土)

坂の上の雲

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司馬遼太郎の「坂の上の雲」(文春文庫)を読みはじめた。(一)はもう何年も前に購入していたが読めずにいた。本棚にあった文庫本はページをめくると上下左の紙端が薄茶に変色し始めており、それを取り出した。
明治維新後の近代化を急ぐ国、そんな時代に生きる松山出身の軍人秋山兄弟と子規が中心となる物語だ。(二)に入り、この時代を知らないがための付箋が多くなりはじめた。
例えば、ツァイス双眼鏡が軍にゆきわたるのは日露戦争後のことで、それまではオベラグラス程度のもので倍率が低く敵情を見るには不適当だったこと。「子規の性格的特徴は執着の深さ」と虚子に言わせ、子規は俳句も駄句でさえ捨てずに書きとめておいたこと。夏目漱石と子規は二人とも寄席通であったことから意気投合したことなどがある。
また、19世紀、アメリカがロシアからアラスカを買わないかともちかけられたことを読むにつけ現ロシア大統領であるメドヴェージェフが麻生、鳩山と最近の会談の度に「北方領土に関して驚くような提案がある」とほのめかすのは案外このあたりのことかと推察してしまう。
さて、この物語(八)まで読むことができるかどうかはまだわからないが「坂の上の雲」、いい題名である。

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2009年10月 2日 (金)

ジャンプ

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ん、オイラがどこへ行くかって?
そうだね、たんまり食ったおかげで満腹さ
どーれ、おもいっきりジャンプして海でも見にいこうっかな
その時だ、メイ・ヨークの魔の手が・・・

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2009年10月 1日 (木)

旅より戻る

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旅の途中に見た山は頂近くから紅葉が始まり、色はあでやかというよりは鈍くくすんだ茶色でなんとも冴えない。けれど、逆光の中に浮かび上がるススキが「おいで」なのか「さよなら」なのか旅人にささやき、秋を急がせていたのが印象的だった。
平野に下りると稲刈りが進み、すでにキンモクセイは香りさえしない。
家ではシェフが早くも石油ストーブと炬燵を出し、朝晩の冷えに備えていた。

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