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2009年7月

2009年7月31日 (金)

雨の月

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七月は後半、雨の月となった。
めだかヶ池も一度警戒水域をを超え軽く氾濫したが、金魚は無事に戻った。
この雨、遥か東南の海で竜が大きな熱い息を吐き、悪さをしたのかもしれない。

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2009年7月30日 (木)

叔母のいた夏

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例年だったら梅雨も明けている七月の終わり。
大正生まれの叔母が亡くなり二十年からの歳月が流れた。
私が子どもの頃、叔母の指示のもと朝の玄関掃除、お庭掃き、
座敷のガラス磨きとやらされた。
いや、やらされたでは語弊がある、素直に聞いていたが正しい。
この頃の子どもは家の中でそれなりにきちんと役割を果たしていた。
叔母は人使いが巧みだったので、もし社会に出てたら社長タイプだと後に
家族から言われることもある。
時代劇が好きで、テープレコーダーで民謡を聴き唄い、
寝しなに茶碗一杯の日本酒をとてもうまそうに飲んだ。
昔、この家では夜の来客が毎晩のようにあった時期があり
叔母は不自由な片足を軽く引きずりながら酒、料理を運び応対に務めた。
私は生まれた時から叔母と同居しており家族としてなんの違和感もなく育つ。
海坂へサーカスを見に連れていってもらったこともある。
夏の暑い午後、私や親戚の子どもたちの昼寝の時間になると
叔母は傍らに一緒に横になり子どもを団扇でゆっくり扇いだものだ。
自分に子がいない分、周囲の子どもの面倒をよくみた。
叔母は若い頃、伝染性のない皮膚の病を抱えたこともあり生涯独身で過した。
今日が叔母の祥月命日となる。

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2009年7月29日 (水)

州庁舎前広場

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一昨日からイナカーナ州庁舎前の広場で朝のラジオ体操がはじまった。
音量が小さく目覚まし代わりにならないじゃないかと文句を言うのは私くらいか・・・。
参加はまだである。

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2009年7月28日 (火)

ワタクシという美しい

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夜中のせいか家々の明かりももはや数えるほどだ。
ワタクシの目は暗いなかでもよーく見えるようにできている。
この家の裏玄関の引き戸は今まで何度も開けている。
ガラ、カラ、・・・カララ。
音に気付いたのか唯一灯りの点いたキッチンの柱から恐る恐る顔を半分出した
メイ・ヨークと目があった。
長くて暗ーい廊下を挟みワタクシとメイ・ヨークは互いに声を発しない。
沈黙はそんなに長く続かない。
「オバアチャーン!」家族に助けを求めたメイ・ヨーク。
こんなことくらいでアドリア海を臨む国へ一人で旅行するというのだから
メイ・ヨークは笑わせる。やれ、やれのやれ。
ワタクシという美しい猫は戸を開けたまま、しゃなりと玄関を背にした。
この家の戸は軽くて開けやすい。

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2009年7月27日 (月)

夏は果物

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毎年のことだが、夏は果物で太る。
そこで、ジムに出かけウォーキングマシンに乗る。
目の前のBSではNHKのど自慢。一時、高齢者ばかりが特別賞を取っていたが
いまはそれほどではない。これはいい傾向だ。
汗をかきソフトクリーム1本、子持ちししゃも3本のカロリーを歩き消費し帰る。
昼食、冷やしザルうどん、残りものの酢豚。井村やのあずきバー1本。
今年購入した扇風機は薄いブルーで静かである。

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2009年7月26日 (日)

マンゴーの作法

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琉球国からマンゴーが届いた。
<調理する側>
食するにはまず、冷蔵庫で充分冷やしたものを取り出し
まな板にマンゴー長辺を置きかつ幅細い方を上に立て、
マンゴー中心部に親指をまっすぐあてる。
親指のほんの少し外側に包丁を入れ実に対し平行に切る。
同様に反対側もカットする。
魚を三枚におろす要領らしいが、実は私は魚がおろせない。
カットした実は皮まで切らないようにさいの目状に包丁を入れ皿に乗せる。
ほどよき皿に乗せ、うやうやしく運ぶ。
<食べる側>
出された側はマンゴーが乗った皿をおもむろに目の高さまで持ち上げふーんと見、
鼻孔を人に気付かれぬよう膨らませマンゴーの甘き香りを味わう。
その折、脳裏に遠い南島の雨上がりのジャングルなぞ思い浮かべる。
決して暑苦しいハウスを思い描いてはいけない。
そして、皿を下ろし両手で持ち食するか、或いは匙スプーンを使う。
<調理した後>
まな板に残された真ん中の実と平たく大きな種は包丁を入れた者の役得、
客に見えぬようキッチンにてそのまましゃぶる。
以上、マンゴーを食す際の作法と心得よ。

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2009年7月25日 (土)

奥ノ雨道 その六

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港町滞在中はずっと雨で、わらじも乾くことがなかった。
足は水でふやけ今朝のみそ汁に入った麩みたいになっている。
師匠は雨ばかりの川、石段だらけの山で立て続けにすぐれた句を詠み、
弟子である私も感心しっぱなしだった。
これから私たちは海岸沿いに北上し、仙台松島と並び称される象潟へ向かう。
まだ見たことのない海に浮かぶ島々への期待が膨らむ。
雨風の中、軒下のガラス風鈴がチリチリ騒がしい。
風鈴に描かれた金魚は私たちと違い雨がうれしそうだ。
「んーむ、足の達者な師匠だ」
ソラが脇見している間に師匠はもう、うんと先を歩いている。
追いつくためにソラは足を速め、次の景勝地を目指した。

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2009年7月24日 (金)

奥ノ雨道 その五

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「♪こばえーて こばえーて こばえーて こばーえて」
料亭二階から三味にあわせた若い声が聞こえる。
ソラは唄う女たちはきっと踊りも初々しいに違いないと思った。
こちらの港町の粋人から昼を馳走になり、師匠も私ソラも満足したところだ。
そういえば料亭の中、師匠の姿が先ほどから見えない。
厠に立ったか、あるいは売店でキーホルダーでも見ているのだろうか。
師匠もああ見えて商売上手だから自分の句が使われている和手ぬぐいを
土産売り場に置いてもらえないか交渉してるのかもしれない。
ソラは雨にこじつけたいい句が作れないでいる。
食べものの句だったら少しは自信もあるのだが・・・。
句は苦にもなる。

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2009年7月23日 (木)

奥ノ雨道 その四

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「この舟降りたら、どッこ奉公しようっかなぁ」
メイ・ヨークはのんきなことを考えながら塩振りの焼き鮎にパクついた。
メイから少し前の離れた舟べりに濡れ鼠の
二人連れが座っている。
男二人はずいぶんと痛んだ笠を脇に置く旅人姿。
日に焼けてはいるがどことなく品もあるので江戸者だろうか。
イナカーナでは近年、どこの時代からやってきたのかタイムスリップした人をよく見かける。
杖をそばに置いた年上の男はこの雨なのに煙る山や増水した川をにこやかに
飽くことなく眺めている。もう一人は従者だろうか、主より若く振る舞いも軽い。
その従者がときどきアタシの方を見る。
アタシの魅力かそれとも塩焼き鮎の香りのせいか・・・。
再び空が破れたような雨が舟を打ち、もう雨粒というよりは雨の矢だ。
激しい雨足が川を縦横に走り、「見たか、どおーだ!」と舟に咆えた。

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2009年7月22日 (水)

ゴーギャンのように

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ゴーギャンのように目覚め
食い、ものを見、欲望し、いろんなことに飽き、
暑さにも慣れた南島に原始を求めるも
金と名声ついに果たせず
自分という傲慢もやがて遠く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
島を急な雨が通り過ぎ
虹もすぐに消え
相変わらず女や絵筆の扱いはぞんざいで
それでも憑かれたようにカンバスに向う背中は
寂として強烈
ゴーギャンという生きかた

芸術新潮7月号は『ゴーギャンという人生』という特集が組まれた。
学生時代、倉敷の大原美術館でゴーギャンの<かぐわしき大地>を見る機会があった。
描かれた南島の女の裸身は手足が太くバランスも悪く
「なにこれ!?」というのが率直な感想だった。
なにせ若い時分、絵は美しくなければ価値がないと思っていたからね。
それから多くの年月が過ぎ、サマセット・モームの小説『月と六ペンス』を読むに至り
ゴーギャンの精神遍歴がこんなにも面白いものと気付かされた。
描きはじめた初期の絵は似合わない印象派風で、自分をいい男にする自画像に笑う。
写真をはじめ画家の少ない遺品も残っており、丹尾安典さんの巧みな構成と
解説で充分愉しめ、「6歳から54歳までの下半身事情」というような切り口もある。
鷲鼻のゴーギャンを「豪顔」と字を当てた古本もあったと紹介されている。
「豪岩」と当てる手もある。

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2009年7月21日 (火)

奥ノ雨道 その三

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「これ、ソラ!追いかけるでない!」
師匠は弟子ソラの襟首をガッと掴むと、駆け出したソラを引き戻した。
ソラの鴨南そばが逃げていく。
グァーグァー。

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2009年7月20日 (月)

奥ノ雨道 その二

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ソラ「お師匠さま、先ほどのお抹茶、菓子まことにおいしゅうございましたね」
師匠「・・・」
ソラ「昼はなんにいたしましょう」
師匠「・・・」
ソラ「和食、洋食、自然食♪」
師匠「静かにせんか・・・」
雨ばかりで旅の楽しみはつい食べることにばかりになる。
ソラは黙り師匠の後に従った。

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2009年7月19日 (日)

奥ノ雨道 その一

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ソラ「お師匠さま、雨が止みません!」
師匠「馬のしとより、いくらかよかろ」
わらじはとうにびしょぬれである。
二人は石段を滑らないよう注意しながら歩みはじめた。
先には二千数百段の石段が待ち構えていた。

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2009年7月18日 (土)

赤い花

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錆びれた街の剥げかけトタンの赤い花
暑くて眠い猫の昼下がり

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2009年7月17日 (金)

海坂の昼下がり

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梅雨明けの通達もないまま、海坂は朝から日差しが強い。
城周辺の松をはじめとする木々から蝉も五月蝿いほどに鳴く。
濠の亀たちも暑いせいで動作が鈍く、近づく足音への反応も遅れ勝ちだ。
そんなことにお構いなく、柳町惣菜やの玄関先、猫のおたまは爆睡中である。
海坂の暑い夏がはじまろうとしている。

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2009年7月16日 (木)

北の庭

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シェフの「南の庭」はどうにか片付いたのだが、畑の手入れもあり
「北の庭」はまだ雑草が茫々としている。
朝晩は蚊も多く、帽子、てぬぐい、長袖シャツ、てぶくろの完全防備で
シェフは庭へ出るのだが先日は服の上からお尻を二ケ所刺された。
刺されたら早めにガムテープをバリッと大胆に大きく切り、
膨らみ始めた箇所に貼る。
これがそこらの虫刺され、かゆみローションより効くのだ。
あなたもバリッ、お試しあれ。

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を吹き替え版で見たシェフは
「丁寧に作られており面白いことは面白いのだが、どこか物足りない」
と語った。

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2009年7月15日 (水)

雨どい期の終り

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夜半、雨風が強くなった。
雨が屋根瓦から直接地面に落ちる箇所があり、雨どいがその役目を果たしていない。
日のあるうちに雨どいの下を見れば土が5センチは掘られているのがわかる。
今年に入って一度は雨どい掃除をしたから、詰まりはそんなにない筈だ。
だとすれば雨どいが長い屋根のせいで傾きゆがんだか、
或いはさびた留め具が壊れたかだろう。
梅雨はまだ明けない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そのまま雨どいは放置され何世紀もの時が刻まれた。
降りやまぬ雨が家の軒下から外をすっかり削り、地面と家が残された。
度重なる河川の氾濫と洪水で家周囲の地面はすでにない。
こうして家は屋根の形に切り取られた地面の頂上にかろうじて残っている。
峻険な岩山に建てられた修道院が大昔のヨーロッパの世界遺産にあったが、
今やこの頂上のこの家が人類に残されたわずかばかりの世界遺産だ。
かつて地面だったものは遥か下にあり、雨が煙ってここからは見えない。
幸いボクは自宅勤務なので日常生活では下界まで降りる必要がない。
昔あった階段も錆びて壊れ落ち、途中から下がない。
食糧はどうするかって?
窓から何本かのロープが空中へ真横に張ってある。
インターネットもすでに崩壊し世界はロープネットが主流である。
そういえばもう昼だ。頼んだナポリピッツァを乗せたカゴが同じく世界遺産の
コンビニからこちらへロープを揺らし滑車をカラカラ向かっている。
梅雨?古語辞典になら載っているかもしれない。

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2009年7月14日 (火)

駄菓子

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「31本あったのに28本しかない!」
アタシの買ってきた駄菓子がアタシへの断りもなく減っている。
発送用ダンボールの蓋を開けっ放しにしていたからだうろか?
トンビがここまで降りてくることも考えられない。
「プレゼントのために買った駄菓子なのに・・・」
頭を回したメイ・ヨークの視界に入ったのは
キッチンでナスまるごとにむしゃぶりついているフクミミの背中だった。
フクミミは体を揺らしナスを食べている。うまそうだ、しかし・・。
次第に強さを増すメイの視線にフクミミはまだ気付いていない。

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2009年7月13日 (月)

郵便です!

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ご無沙汰しております
みなさんお変わりなくお過ごしでしょうか
扇風機の羽に向かってアァーの夏は来ぬ

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2009年7月12日 (日)

木の葉は緑

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And the Leaves That Are Green turn to brown,
(緑の木の葉は茶色に変わっていく)
この歌詞の季節にはまだずいぶん時間があるが
サイモン&ガーファンクルが来日公演をしている。
新聞で来日を知った時には行く行かないと迷った。
ポール・サイモンのギターテクニック、アート・ガーファンクルの高音の声。
ふたりのハーモニーに魅せられた高校生の私は
歌詞の意味も深さも知らないで彼らの歌を口ずさみ13分かけて通学への駅まで歩いた。
Are you going to Scaborough Fair:
Parsley,sage,rosemary and thyme,
(スカボローの市へ行くのかい パセリにセージにローズマリーにタイム)
ハーブも知らない高校生はセージ、ローズマリー、タイムは
てっきり女の子の名前に違いないと「スカボロー・フェア」も歌う。
この歌は映画「卒業」で印象的に使われておりダスティン・ホフマンが
運転する車が橋を渡る空撮シーンに流れる。
有名なラストシーン、花嫁を奪うダスティン・ホフマンが
教会のガラス越しにエレーーンと叫んだのは何回?
そんなクイズもあった。
それにしても「サウンド・オブ・サイレンス」のドラムは変だった。

※歌詞は「SAIMON AND GARFUNKEL  COLLECTED WORKS」
(CBS)より引用させていただいた。


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2009年7月11日 (土)

半七

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『読んで、半七!』(岡本綺堂・著/北村薫 宮部みゆき・編、ちくま文庫)は
二人の作家が半七捕物帳の中の好きな作品を選んで二冊にまとめたもの。
明治の時代、青年が今は老人となった半七(幕末の岡っ引き)に
江戸の事件を聞く体裁をとっている。青年と半七のやりとりは
ワトスンとホームズのそれで、文章の語り口に妙がある。
江戸時代、市井の人はひょっとしたことで道を踏み外し犯罪を犯し、
半七は合理的な思案で事件を解き明かす。
人のおろかさ、もろさ、あやうさが読める。
事件の本題とはそれる話題も面白い。
例えば、『二人女房』という短編では「一羽の大きい白鷺が
大空から舞いさがって、(略)銜えている魚を振り落としたので、
魚は天から降って来たという形」
先月だったか各地で話題になった
オタマジャクシもおそらくは鳥の仕業。
半七も時代は変わってもこれだと笑っていることだろう。

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2009年7月10日 (金)

七月の雨

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二日前、屋根で鳥が一日中うるさいほどに鳴きつづけた。
その日の夕刻、めだかヶ池に浮かんでいた小鳥を庭の片隅に私は埋めた。
メイ・ヨークから前日、小鳥が死んでいたことを聞いていた。
そういえば小鳥はヒナだった。
鳥の巣はたぶん屋根瓦の下にありヒナはエサを待つうちに巣から這い出る。
巣立ち前のヒナは真下の瓦に落ち、そこからバウンドし下の地面に落下する。
直後はまだ息があったが這い回るうちにそばのめだかヶ池に落ちる。
そして、力尽き水の中で息絶える。
鳥として生まれ、空を自由に飛ぶことなくヒナは生を終える。
シェフはヒナが巣にいなくなったことで母鳥がしきりに鳴いたと言う。
悲しみが鳥にあるかどうかはわからないが鳥の本能が鳴かせたのだろう。
今朝、アジサイもヒナを埋めた地面の土も
みな七月の雨の中である。

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2009年7月 9日 (木)

八朔の雪

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一昨年の晩秋、東ノ都は神田明神裏参道の階段を上った。
神田明神には裏参道があり、上がりきった先に銭形平次の石碑があった。
平次の住まいは明神下の設定となっており、平次は密かにこの境内あたりで
銭投げの練習に励んでいたものと推測される。エイッ。
大川橋蔵演じる平次のテレビドラマを亡き叔母は楽しみにしており、
この舞台となった神田に叔母を誘い江戸のなごりを見せたかったと切に思った。

さて、小説『八朔の雪』(高田郁・著/ハルキ文庫)の主人公・澪が勤める蕎麦屋
「つる家」は神田明神下御台所町にある。
時代小説には現代のように情報が氾濫していない分、
題材やストーリーにシンプルに思いを馳せることができる。
時代ものはたぶんに人情とかが絡み、うまく泣かせる筋立てとなるが
年配の人がそれらを好むのも年とともにわかりやすく安心できるものを
求めるからだろう。
現代は最近に限らずで殺伐とした事件がトップニュースで流され、
それをまねる犯罪が多く発生する。
弊害は多いがそれでも情報の流れは止められない。
『八朔の雪』タイトルがまずうつくしい。何のことか興味が湧く。
最近コマーシャルなどで耳にする<ガッツリ>という言葉とは
対極にある世界を知ることができる。
出てくる料理のレシピが巻末に付くのもうれしい。

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2009年7月 8日 (水)

夏の前 草の勢い

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雨が少ないのに雑草がいつのまにか庭を覆い尽くす。
除草剤という方法もあるが、それだと花への影響がある。
中でも勢力を拡げるすぎな草、はびこる根は掘り起こせず
表面をむしりとることくらいしかできない。
シェフも年を重ね、雑草に負けそうになる。
大陸の砂漠化、庭の雑草化。
ひさかたぶりの雨になる。

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2009年7月 7日 (火)

七夕のこの日は

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七夕のこの日は朝から暑く

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しかも、風なぞそよとも吹かず

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昼の暑さにキーマカレーランチ中辛で太刀打つ
夜半、熱のこもったトタン屋根を雨がポツリポツリすぐに強く
間を置かずして平野に遠雷を聞く
天空の天ノ川、今年もまた見るかなわず
かくして気分は漢文となる
ふぅー

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2009年7月 6日 (月)

夏に向けて

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メイ・ヨークが海外の旅に選ぶ大きな基準は
「わけがわからないところ、例えばアラブとか・・」である。
朝顔の背たけ、只今、最長144センチ。

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2009年7月 5日 (日)

万事急須

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夜中、水を飲みに降りたキッチンで誤って床に落とし、急須を割る。
蓋が大きく三つに割れ、口のまわりも欠けた。
持ち主であるシェフに詫び状を書く。
翌朝、起きるとシェフが花瓶に見立ていた。

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2009年7月 4日 (土)

イモリ山のアジサイ 2009夏

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今年は梅雨にもかかわらず雨の少ない暑い天気が続いたせいで、
イモリ山のアジサイは日に焼けガクも葉もたいそう痛んでいる。
本来、真っ白なプリンセス・クミコさまなどは
時期が遅かったせいもあるがガクの茶色が夥しい。
気品も直射日光(紫外線含む)と水不足に勝てないのは人と同じ。
それでも人はちらりほらり現れて、紫陽花のあれがいい
これがいいと色や姿かたちを含めた佇まいの品定めをして帰る。
そんな中、遠くで赤い帽子の園児の集団(マイクロバス一台分)が
ガサゴソ移動し、しばらくしてあたりがシンとなった頃、
沼でウシガエルがグォオーと二度鳴いた・・・。
やれ、やれ・・・。

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2009年7月 3日 (金)

太太珈琲教室

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メイ・ヨークは上海で<太太珈琲教室>に参加した。
その教室には現地の人たちから太太(タイタイ)と呼ばれる奥さんたちが集まる。
日本人駐在員妻たち太太は珈琲の淹れ方を習う。
挽く豆で彼女たちの一番人気は完熟豆だったが、
メイ・ヨークはコロンビアの中挽きを選んだ。
というのも、このコロンビア、香りがまるで焼き芋の皮が焼ける時なのである。
あるいは紙が燃える匂いだとも太太たちは言う。
太太たちの昼さがりは湯気をクンクンと過ぎてゆく。
上海の日本人駐在員数は昨年ニューヨークを超え、
世界の都市の中で一番の数になった。
上海にはまだおいしい珈琲やさんが少ない。

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2009年7月 2日 (木)

水売り

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「みずぅーーみず、・・みずぅーーーみず、・・水はいらんかぁー」
雨が上がった静かで暗いイモリ山の奥深く、
紫陽花たちの間を水売りが駆けていく。
声の少ーし後、水売りが連れてきたかのような風が
ザァと山を吹き渡る。
すると大粒の雨が紫陽花の葉にバチッ、パチッ当たり、
北のアマカエルがペロリと舐めた。

きっと、ほのかに甘い。

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2009年7月 1日 (水)

位置について

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はい、みなさん準備はいいですか!
それでは、練習したように腕を胸の前に構えて同じ側の足はその下・・・、
位置につい
て!
ピピッ、ピッ!
そこのキイロ!白線より前にでない!
もうッ、隣りのローズを見習いなさい。
いいですか、今日はいいお天気のもと、みなさんのお父さんお母さん、
たくさんの方が運動会にお見えになってます。みなさんのビデオを撮ったり、
お父さんと一緒の二人三脚では反対にお父さんに足を引っ張られることも
あるでしょう。お父さんは日ごろ仕事ばかりで運動もしていないし、
もう年でもあるので・・・、んー?スタートの前に話が長い?
アハー、そうでした。
転んでも、雨が降ろうとオタマジャクシやカエルが地面に落っこちてこようと
何があっても、ゴォール目指して走りましょう!
ジンセイと一緒です。
はい、ヨーーイ(おおきな声で)・・。

淹れたてのコーヒーとマカロン、七月のスタート。

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