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2009年1月28日 (水)

『タイタニック』から11年

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『タイタニック』から11年、映画「レボリューショナリー・ロード」は
フランク(ディカプリオ)とエイプリル(ケイト)の夫婦喧嘩で幕をあける。
ディカプリオの叩きつけたこぶしで車屋根の鉄板がへこむほどの喧嘩である。
時代は50年代のアメリカ、二人は出会い結婚し七年の歳月が過ぎ、
子供は二人、夫は浮気をし妻は家のゴミ出しをしている。
夫はつまらない仕事にうんざりしており、妻は二人が夢見た生活は
こんなものではないと悩んでいる。
今を変えるためにエイプリルは突如パリで暮らそうとする。
そう、ストーリーはこのくらいで。
見事なのはケイト・ウィンスレットである。
ゴミ出し、ジャガイモの皮むき、皿洗いとなにげない日常生活の中に
その満たされない思いを体現する。
ケイトの眼差しからはエイプリルという生き方の苦悩が滲み出る。
エイプリルの意志という眉に男どもは太刀打ちできそうにない。
フランクに「考えたいの・・・」と言った翌朝、エイプリルはすでに朝食を準備中だ。
スクランブルエッグ、コーヒーが沸く音、調理の音が耳に入る。
何かを予感させる音が際立つ。
エイプリルの笑顔が痛い。
苦しいが、こういう愛もあるのかも知れない。
見る分にはいいのだが・・・。

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