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2008年11月 1日 (土)

ICHI

0810312r1441221

「なに切るか わかんないよぅ 見えないんだからさぁ・・」
映画『ICHI』を見た。
いつだったか月ノ山を背景にした誰もいない野外セットを見学した時は
宿場の路上に血のり跡があったのでICHIの撮影の後だったかもしれない。
さて、映画はリメイクされた織田の『椿三十郎』しかり、
今回の『ICHI』も出てくる俳優たちはもう時代劇の顔をしていない。
これはいたし方のないことかもしれない。
悪役は暴走族かヤンキーにしか見えず、傾き者風の衣装もわざとらしい。
ストーリーは宿場の渡世人と悪辣な賊のわかりきった抗争なので、
どうしても立ち回りに重きが置かれる。
かろうじて、いちの生い立ち、浪人が刀を抜けない理由で話に厚みを持たせている。
夜道の襲撃も最後の戦いも平坦な明るさで映像として凝れないのは残念だし、
CGの血しぶきに効果があるとは思えない。
いちが仕込み杖を抜く前後により緊張感が欲しい。
と散々なのだが・・・、
綾瀬はるかは横顔といい、見えない目で見る時の表情といい、
その佇まいはとても美しい。
この情感は彼女にとって大きい。

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