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2008年11月13日 (木)

ハンマースホイ展  

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デンマークはコペンハーゲン、家具の少ない室内、灰色の壁、
足のないテーブルの上に置かれたパンチボウルの縁は少しゆがんでいた。
ゆがんだ陶器は売らないだろうから日々が入り変形したものだろうか。
ハンマースホイの絵は孤独で静かで、窓からは斜めに日が差し込む。
テーブルの足、影の方向がおかしいのはハンマースホイには自然なことだ。
建物に風景に人影はなく、出てくる妻はたいがいは後姿で
うなじが光に浮かび上がる。
まるで世界は時が止まったかのように見える。
奇妙なる静寂というか・・・。

仮にハンマースホイの絵の中から一枚差し上げようと言われたら
(メイ・ヨークにはもちろんハナで笑われたが)
妻とポットの後ろ姿を描いたチケットに見られる絵か
展覧会の一番先に展示されている画家の妹を描いたやさしい絵にしたい。

朝、<東ノ都美術館>で開催されている『フェルメール展』に朝一番で並び
(平日の開場前なのにすでに二、三百人は並んでいた)
わずか35分で抜け出した私はこの日と翌日も<西ノ洋ナシ美術館>に出かけ
ハンマースホイ展入り口の階段をスト、トトンッと降りた。
第二目的の展覧会が第一に取って代わったシアワセを噛み締めながら・・・ね。

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コメント

グールドの帽子さん、こんばんは。
ハンマースホイ、2回観に行かれたなんて・・!!
とてもいい絵ですもんね。いいなぁ・・・。
>第二目的の展覧会が第一に取って代わったシアワセ
美術館の階段を一段また一段と降りていく毎に、
シアワセな気持ちが大きくなっていったでしょうねconfident

グールドの帽子さんの「仮に」、
考えるだけでクラクラしそうな、画家からの魅惑の提案ですね。
仮にハンマースホイから絵を一枚差し上げようと言われたら・・・
チケットの絵も、妹さんの絵も、いいですよね~・・・
どれにしようか考えているだけで楽しいですね。
悩みに悩んでいるうちに、東京からコペンハーゲンまで飛行機で行けてしまうくらいの時間があっという間にたってしまいそうです(笑)。

☆aniseさん おはようございます
東ノ都の街角を歩きながらスナップも試みたのですが
aniseさんのようにはいかず、 これだ!が一枚もなかったです

さて、ハンマースホイですが二度目はメガネをロッカーに
入れてしまい、絵がソフトフォーカスに見えました
鉄柵、湖面、家具の絵もよかったのですが
私はブログで挙げた二点にいただける絵をやむなく絞ります
果たしてaniseさんはどの絵にするかも気になります
内緒でも教えてくだされぇー
<グールドの帽子>


投稿: anise | 2008年11月13日 (木) 23時53分

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