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2008年8月 7日 (木)

うなぎ階段 卵焼き篇

故杉浦日向子著『そば屋で憩う』に日本橋にある室町砂場
というそば屋が出てくる。
その中で描かれるそば屋の雰囲気と卵焼きに目がくらみ、
何年も前に食べにいったことがあった。

その室町砂場の卵焼きは杉浦の文章を裏切らない代物だった。
肝心のそばは白く細く少なく江戸っ子の粋を見たようで
太く黒く固く量の多いそばに慣れたイナカーナ人にとってはいささか不満が残った。
江戸っ子におけるそばは小腹が空いたときの間食として存在していたようで、
食事の間か後に日本酒をひっかけ、たちどころに食する。
つまり、粋でイナセに長居をしない。
私にとってそばは主食なので、板やそねなども一枚頼み
満足のいく量を食べることになる。
以前、ブログで書いたが隣り州のジネゴ(次年子)には
千円食べ放題のそばがある。
固いそばを辛い大根汁で食べることの快感!
加えて、そばはのど越しが肝心だ。
そばが出されたら会話そっちのけで一心不乱に噛むより
すすりこみ喉で味わう感じ。

・・・話を卵焼きに戻そう。
室町砂場の卵焼き、ふんわり柔らかで大変おいしかった。
今回の湊町の鰻屋の卵焼きは砂糖のしっかりした甘さと固さがあり、
いわば旨い卵焼きだった。
雨に菖蒲が合うように、うなぎに卵はよく似合う。

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