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2008年5月 9日 (金)

映画<山 桜>を観た

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昨日は寒い一日、イナカーナでは毎年田植えの頃に
ストンとこんな日が何日かある。
さて、映画<山桜>を観た。確か去年の今頃、
セットを見に行ったらちょうど撮影中でセットの中に入れなかった。
静かに遠くから見ただけ。
しっかり、入場料は撮られたがこれは事前に説明があり
了解してのこと。
このセットは野江(田中麗奈)の嫁ぎ先で使われていた。
映画は冒頭、月ノ山をはじめイナカーナの自然が映し出される。
雪どけ、小川のせせらぎ、野草、うぐいすの声、風の音、もちろん桜。
身近に暮らすものとして淡くすっきりとした納得できる自然だ。
重なる自然の豊かな音の描写、ピアノの旋律。
「今はお幸せでござるかな」
主人公ふたりの絡むシーンは山桜の枝を折る冒頭だけ、
これが作品上の大きなポイントだろう。
(内緒だが、ふたりはこの後会わない)
洗濯を干す竹、裁縫、笹巻き作りと映像で見せるので
目から心に入りやすい。感心する。
床の間に置かれた桜の枝の生け花、
終盤の白い椿もひっそりとしてすがすがしい。
手塚(東山)の家を訪ねた時の野江の桜柄の着物も素敵である。
翌年の春の訪れまでの時間の経緯も自然の推移で見せる。
それら全てが作品のテーマに沿った選択だ。
大きな感情を見せることをしないことで
人を思うことのけなげさ、大切さが淡々と描かれる。

唯一、いただけないのは最後の歌かな。
ラストクレジットに入ったら歌もいいかも知れないが
最後のシアワセへの予感は映像のみで見たかった。
富司純子が終盤を引き締める存在感ある演技。
ミケンで見せる田中とキリリッな東山。
ヒガシヤマは声もいい。
清廉とした佳品である。

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先頃 八重桜を見にいったら
葉の赤い山桜があった
こちらも風情があった

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