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2008年3月

2008年3月31日 (月)

<菜種晴れ>を読む

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わずかにクリームがかった表紙に大きな筆文字で
菜種晴れとあり、中央に赤い着物を着、赤い布で
髪を結んだ五歳くらいの女の子が少し先に目を落とし
佇んでいる。女の子の右後ろに菜の花の絵。菜の花の茎の緑、
花の黄色が爽やかだ。
表紙の下部分、帯は細かい布目の白地。
「涙は見せない
江戸で花咲かせます」とオビにある。
しおりの紐まで淡いみどりとしゃれている。

と言うわけで、中身も読まず装丁買いをしたのは
山本一力<菜種晴れ>である。
婦人公論に2005年から連載されたものが単行本になった。
450ページ余りの大作だが文字は大きく一段組みで読みやすい。
内容は菜種農家の夫婦の次女二三(ふみ)が
江戸の油屋に幼女となってからの半生を描く。
装丁のように爽やかな小説である。

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2008年3月30日 (日)

黄緑の春

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シェフが畑から摘んできた黄緑の春
他にもある?と訊いたら
みそ汁に入れてすでに食べたそうだ

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2008年3月29日 (土)

マイ・カップ

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筆ノ者の使用するカップはワゴンセールにでも
ありそうな白陶器の品物である。
一方、シェフのものはヘレンド製
<ウィーンのバラ>と名付けられている。
筆の者、かつてハンガリーを旅行した際、
細かく描かれた緑が特徴のヘレンドはたくさん見た。
ヘレンドは美術品のように飾り棚のガラスの中で
輝いていた。・・・買えなかった。

さて、同じ陶器という身分でコーヒー、紅茶の味はどう違うのか。
マイ・カップなので飲むものしかわからない。
ささやかな家族間格差社会。

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2008年3月28日 (金)

<マイ・ブルーベリー・ナイツ>を観た

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予告でノラ・ジョーンズのあの歌声が
気になり<マイ・ブルーベリー・ナイツ>を観に行った。
ニューヨーク、メンフィス、ラスベガスと移動するから
ロード・ムービーとも。
パイのおいしいカフェ、酒場、カジノを舞台とした
いわゆるニンゲンモヨウを描いた映画とも。
あるいは、都会の夜やパイの色を表現豊かに見せる
音楽プロモーションビデオとも。
・・・とれる。
いや、それらが全て混じりあうウォン・カーウァイ映画だった。
そして、ノラ・ジョーンズの演技には何も言うまい。歌で満足したい。
ジュード・ロウはこの映画では単に感じがいいだけ。
次回作<スルース>に期待したい。
ナタリー・ポートマンはいい女になった。
ギャンブラーで品がある。
主人公エリザベスの感情や思いが見る者に伝わってこない。
ということは制作サイドが弱い。脚本がないのだとしたら
監督の責任だと思う。それらの弱点はあるものの
さらりとしたステキな映画だった。だから、
<マイ・ブルーベリー・もの足りんナイツ>。

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2008年3月27日 (木)

小石を蹴る

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小石を蹴る夕暮れ 行方わからん

飛ぶ夢を見た 電線をかいくぐり上空目指す

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2008年3月26日 (水)

しみじみ しじみの朝

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しみじみ しじみの朝である
みそ汁の中 雲がもくもく湧いてくる
おいしさは満たされた

貝は水から入れて煮るように
シェフから指導あり

今日は朝から小雨になった

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2008年3月25日 (火)

散歩カメラ

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朝、天気がいいと鳥がしきりに鳴く
鳴き声の稽古のように
散歩カメラを新調した
見事に白が飛ぶ
慣れと調整の日々へ突入する

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2008年3月24日 (月)

月ノ山日記 (富士日記風)

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2008年3月23日(日)晴れ、のち曇り
朝 焚き立てのご飯に生たまご、みそ汁、白菜粕漬け、伊予柑1個。
昼 ホットケーキ(大、メープルシロップ)3枚、牛乳。
   そば(フクミミだけ)。
夜 イカ刺身(高い)、キンピラごぼう、青菜、魚缶詰、ご飯、
   みそ汁(じゃがいも、わかめ、しいたけ、ネギ)。 
朝から天気がいい。前夜の天気予報での花粉飛散情報は
非常に多いマークだった。
先日来、花粉が舞うようにになってから嫌な夢をよく見る。
テレビでモンゴル暴動、タクシー運転手殺害のニュース。
FMラジオで小川洋子さんの本紹介(檸檬)の番組を聞いてたら
いつのまにかコタツで寝てた。

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2008年3月23日 (日)

草もちは二度おいしい

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草もちを数個購入する。
ヨモギの緑色が春を告げているかのようだ。
(写真の草もちは直径10センチ、一個110ダーズン)


食べ方 その①
買ってきたら包装紙をとるのももどかしく、
緑茶など飲みながら、おいしくいただく。
要注) 但し、一個は必ず残す。これが肝心である。


食べ方 その②
残した一個の草もちを2~3日放置し、
もちが硬くなるのを辛抱強く待つ。
いい具合に硬くなったら、
(シメシメ、内心の喜びを隠しながら)
オーブントースターなどで焼く。
上下にほどよくコゲができたら完成。

トースターから、熱さに注意しながらひょいッと皿に移す。
椅子に腰を降ろし、テーブル正面に皿を置く。
草もちを掴み、かぶりつく。
こげた表面がパリッと割れ、中のもちは柔らかく、
ついに、あんこがあふれ出てくる。
頬がゆるみ、シアワセになる。
草もちは二度おいしい。

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2008年3月22日 (土)

チェスキー・クルムロフの風景

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秋のチェスキー・クルムロフは青い空に黄葉が映え美しい。
川を挟んで城と旧市街があるので互いの景色が見やすく、
狭い土地の何階もある建物の旧市街の路地からは
城も垣間見え、立体的だ。

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2008年3月21日 (金)

チェスキー・クルムロフの秋

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城内部が暗ければ暗いほど、そとの世界の九月は輝く。

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2008年3月20日 (木)

チェスキー・クルムロフの建物

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だまし絵よりこのような素朴な建物のほうに好感がもてる。


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2008年3月19日 (水)

チェスキー・クルムロフの城

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城と岩山が合体したチェスキー・クルムロフ城。
何世紀にもわたって階上に増築された城は
一階がゴシック、二階がルネッサンス、
三階がバロックの様式となっている。
このような様式の違いはヨーロッパ諸都市の
広場に面した建物にも見ることができる。

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2008年3月18日 (火)

チェスキー・クルムロフのだまし絵

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だまし絵というから大層なものを期待すると
なんだということになる。
街中の建物の壁面がおうとつのあるように描かれている。
遊び心があるというか建物のファッションショーというところだろうか。
城の内部ホールはだまし絵というほどに
なるほど凝っていたが撮影は禁止だった。

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2008年3月17日 (月)

チェスキー・クルムロフの魚ランチ

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チェスキー・クロムロフはチェコの首都プラハからバスで
3時間ほどの距離にある赤茶色の屋根の街並みを持つ
小さくかわいいおとぎの国のような街だった。
その街で魚ランチを食べた。
魚よりイモの方がおいしかったような・・・。
これがメインかと訝ったが、やはりメインであった。
昨晩見たテレビ、ウルルンに出てきたチェスキー・クルムロフに
私がいったのは三年前の九月、中欧は黄葉の季節である。
旧市街はヘアピンのようにヴルタヴァ川に囲まれ、それを
見下ろす岩山の上にチェスキー・クルムロフ城がある。
今週何回かで、紹介したい。
ちなみに、魚料理は日本が一番だと思う。

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2008年3月16日 (日)

<い>なんだ?

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イヌがいないので
猪に追われて逃げる田吾作どん
・・・・とてもそうは見えない

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2008年3月15日 (土)

そして誰もいなくなった

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昨日は昼近くから雨になった。
神社の境内にひとり残された彼も今頃は・・・。
ふぅーーッ、さみしくなるね。

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2008年3月14日 (金)

春へのカウントダウン

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きのうの夜は下弦の三日月、朧月だった。
いい天気が続き、平野の雪も少なくなった。
空気が霞んで、周囲の山がうすぼんやりしてる。
昨夜、夕飯で食べたフキノトウの天ぷらは
やはり、苦かった。
春へのゆるやかなカウントダウン。

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2008年3月13日 (木)

雪が消えてゆく

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これでかき氷ともしばらくお別れだ

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2008年3月12日 (水)

<富士日記>を読み終える

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武田百合子<富士日記・下巻>である。
昭和44年から51年の山荘日記。
娘の花が銀座で拾ってきた子猫・玉が
新たな家族となり登場する。
このタマだがやがて富士の山荘でモグラをもてあそぶようになる。
モグラはたまったものではない。
モグラは次々にタマのおもちゃとなり天国へ。
ついにはウサギも天国へ。
猫の本能は誰にも止められない。
さて、年を追うごとに武田家の山行は短くなっていく。
主人の泰淳の体調がおもわしくなくなっていくからだ。
百合子は日記の付記で自分の鈍感さを詫びているが
それに余りある百合子の個性がこの<富士日記>と言える。
歯のない泰淳の顔が目に浮かぶいい日記だと思う。
東京タワー誕生世代にお薦めしたい。

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2008年3月11日 (火)

フキみそが匂う

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イナカーナもあたたかくなり、街中の雪はほとんど溶けた。
道路の周辺は土や泥で汚れ、きたない。
光はすっかり春の日差しとなる。

いただきもののフキノトウでシェフは<フキみそ>を作った。
廊下にまでフキノトウのほろ苦い匂いが流れる。
フキみそはそのままご飯にのせたり、
みそ汁に入れたり、焼きおにぎりにつけたりする。
冬、体の中にたまった悪い成分を
フキの苦味が退治するのだとシェフは力説するが
苦手な私はフキみそから逃げ回る。

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2008年3月10日 (月)

グールドの帽子

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子どもの頃はいくらでも
時間を操ることができたのに・・・

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2008年3月 9日 (日)

コタツカリ

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私が<コタツカリ>を見たのは、
もう何年も前の冬の深夜である。
何十年ぶりかという豪雪に見舞われたその冬は
屋根に雪が重くのしかかり、
築八十年を過ぎた家屋内の戸の一部は
その重さで開け閉めもままならないような状況になっていた。
その日は風のない雪の夜だったと記憶している。

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2008年3月 8日 (土)

雪の名残り

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顔を出したり 出せなかったり
冬の枯葉は雪まかせ

武田百合子<富士日記・中巻>(中公文庫)を読んだ。
上巻では山小屋の整備に手を煩わされていたが、
この巻では山暮らしも三年目を迎え、手馴れていく。
が、冒頭で愛犬のポコが亡くなり、その悲しみと思い出が
つづられる。
しかし、率直な文章と感動すると踊り出す著者の姿に
笑わされることとなる。
ますます、お薦めである。

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2008年3月 7日 (金)

雲も春めく

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雲も春めいてきた

映画<ライラの冒険 黄金の羅針盤>を観た。
主人公のライラがかわいくないからなのか、
人と繋がる動物の守護精霊に魅力がないからなのか、
ニコール・キッドマンの悪が物足りないからなのか、
白熊の描き方が凡庸なのか、
ファンタジーの世界がありきたりなのか、
・・・・・・・よくわからないが、
童心をまるで触発してくれなかった映画である。

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2008年3月 6日 (木)

今年もフクジュソウ

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あのフクミミの離れ<トラの穴>の軒下、
いつもの場所に今年もフクジュソウが顔を見せた。
春の光を浴びた黄色が眩しい。

ところで、ハーゲンダッツが値上げのニュース。
ミニカップが6月より20円値上げの270円になるという。
値上げ、反対!!!

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2008年3月 5日 (水)

<富士日記>を読んだ

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武田百合子の<富士日記・上巻>(中公文庫)を読んだ。
富士山が見える別荘地の山小屋で暮らす日々と家計簿を
一緒にしたような飾り気がまるでない日記。
夫が作家・武田泰淳、娘が花、飼い犬がポコである。
富士の情景、暮らしの出来事、草花、地元の人との交流と
日記から昭和39年から41年の昭和が垣間見える。
百合子は天衣無縫の人。車の運転が荒っぽい。
泳ぐのが好き、よく寝る、焼きそばを作る、ギターを弾く。
カバーにある著者の写真を見ると、
自由気ままに生きる猫のようだ。
文章に作為がない分、読んでると安らぐ。
お薦めである。

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2008年3月 4日 (火)

そんなふうに過ぎてゆくのなら

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土に還る葉のように
朽ちていくのもいい

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2008年3月 3日 (月)

お雛さま

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海坂藩で求めた生菓子
甘酒
豆あんかけ

今年は気が向かず
写真は去年のお雛さまのお供えだ

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2008年3月 2日 (日)

季節の比率

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強い風が吹いた翌日、
日が射し、時おり雪が舞う。
グレイスケールのようなソラが少なくなり
冬の尻尾と春の訪れのせめぎあいの日々だ。
イナカーナ、日曜の午後。

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2008年3月 1日 (土)

さくら さん月 ・・・

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さくら さん月 さくら餅

気分だけでもね
イナカーナは昨晩 音のない雷が何度か光った
地上は一瞬真昼のように青く照らされる
雪になるかもしれない

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