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2008年2月29日 (金)

桜庭一樹<私の男>を読んだ

2rimg0100

二月は<桜庭一樹読書スイシン月間>だった。
<私の男>では重たく禁断の世界に浸った。
「おとうさぁん」
「あたためてくれよぉ」
「・・・ずるぅい」
小文字がひそやかな世界に引きずり込んでいく。
桜庭の小説に出てくる主人公は
自分の名前から逃れられない。
名前どうり、まっしぐらに落ちていく。
落ちていく快感、落ちていく魅力だ。
<私の男>は腐野花(くさりのはな)である。
どういうふうに腐るのか、
作者は何を見せてくれるのか。
読んだ後は、世界が暗ーく揺れた。

TBSの<情熱大陸>で見た桜庭は
3,800円の翻訳本の購入を躊躇する人であった。
ひとつの作品の構想に体を削る人でもあった。
小柄で芯のある女性だという印象である。

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