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2007年10月25日 (木)

求む しいたけ作業員!

L1320075

回覧板が<羊が丘>の家に回ってきた。
求む しいたけ作業員!とある。
しいたけ山のしいたけ収穫を手伝って欲しいという内容で
山の主(ぬし)フクミミが募集人だった。
羊が丘はついこの前、しいたけ山の栗をフクミミから
もらったのを思い出した。
この恩義に応えなければ羊がすたる。
回覧板を読み終えた羊が丘は朝のキッチンで
白いコーヒーカップをテーブルにコトンッと置いた。

「それでは頼む、しいたけの傘が開き大きくなったものだけを
選び切る。切ったしいたけはむしろの上で乾かし、冷蔵庫へ
預ける。わかったな!」とフクミミ。
「・・・・」羊が丘はコクリうなずいた。
しいたけ山の研修はいとも簡単に終わった。
そういうわけで、朝晩、州事務局へ出勤の前と後、
暗いしいたけ山で羊が丘は大きく傘が開いたしいたけを選び切っていた。
手先にかぶせた羊つま先用特殊カッターで次々としいたけをカットし、
下のカゴへポンポン放り込んでいく。
「・・・こっちはOK、これはまだだな」ぼそぼそ声と、
時にへたな口笛まで聞こえた。
フクミミは説明するやいなやナガーノ州へ旅行に出かけ、
羊が丘はしいたけ作業三日目の朝を迎えていた。
ところが、首と肩が凝り、爪に力が入らない。
関節が苦しく、全身がとても重い。なんだこれ?
羊が丘はベッドから起き上がることが出来ない。

栗の代償はかくも高い。

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コメント

ふっくらおいしそうな椎茸ですねぇ。こんなに多くの椎茸が収穫できるということは、菌の植え付けも大仕事だったことでしょう。
お手伝いお疲れ様でした。エッ、まだ終わってない?じゃあ、お身体に気をつけて引き続きがんばって!
おいしいものをご馳走になるんだもの、多少の苦労は当たり前、身体を動かせばメタボ解消にもつながるし、悪いことばかりじゃないよ~ん。
ご無沙汰しておりましたが、イナカーナ日和は、ほぼ毎日チェックしてました。これからも、見落としがちな小さきもの達への優しい目線を期待しています。

投稿: ババーン | 2007年10月25日 (木) 12時21分

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