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2007年9月 9日 (日)

風に乗ってきたもの

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タイフーン9号が東ノ都を直撃し、列島を北上し始めた朝、
フクミミ家に風に乗って来たものがいた。
フクミミ、朝食前にニッケイに目を通していると
一緒にのぞきこむものがいる。
フクミミの肩に乗ったイナゴだった。
アメリカの低所得者向け住宅ローンの焦げ付き以来、
日本の株も波乱含みだったが、そのジェットコースターのような
動きもいくらか落ち着きを取り戻しつつある。
フクミミは熱心に株価の推移を近くにあった鉛筆で
書き込んでいた。
果たして、イナゴの関心はなにか。

この台風が大過なく通過すれば、
9月中旬からイナカーナは稲刈りのシーズンに入る。
イナゴは先を争うように稲の葉に群がる。
彼らがちょうど満腹になった頃の早朝、
田んぼに現れる人族。
片手に袋を持ち、イナゴの動きが遅い朝を襲う。
襲われたイナゴもたまったもんじゃない。
朝露で体が濡れて言うことをきかない。
鈍い体にむち打ち、ピョーーンとジャンプ。
しかし、飛ぶ方向に先回りされたりすると
まんまと人の手にとらえられる。

ようやく、肩のイナゴに気づいたフクミミが
手を伸ばした途端、イナゴはその手をかいくぐり姿を消した。
ツカマルワケニハイカナイ。
このイナゴ、フクミミとの秋の戦いのため
一族代表としてどうやら偵察にきたと見た。
フクミミ対イナゴ族、秋の陣の前哨戦である。

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