« 紫陽花に会いにゆく フォト1 | トップページ | 紫陽花に会いにゆく フォト2 »

2007年7月 7日 (土)

フクミミ 夏の好物を食す

1l1190625
サー・ペロリ・フクミミの夏の好物は<なす>である。
なすは町から離れたイナカーナ平野の畑で大事に育てられた。
四月も終わる頃、耕した畑に風除けのネットを張り、
なすの苗は植えられた。
その後、毎日のようにトラカーで畑へ駆けつけ、
水やりし、日々成長するなすをフクミミは見守った。
むらさき色のきれいな花を咲かせ、なすは実をつけた。
そして、グングン大きくなった。

先日から、収穫がはじまった。
なすはほとんど全てフクミミ本人のお腹へ入ることになる。
家族にもあまり勧めることがない。
フクミミは自分の好物に正直である。
フクミミ、食べる前日にもいできた(収穫してきた)なすを洗い、
塩とミョウバンで丹念にもむ。
陶器に入れ、重しを載せ一晩漬ける。

翌朝、台所のテーブルの上には
目にも鮮やかな<なすの一夜漬け>が登場する。
夏にぴったりの濃紺色のなす。
フクミミ、しょうゆがたっぷりの小皿になすをつけ、かぶりつく。
むしゃぶりつくと言ったほうが表現として適切かもしれない。
水分をすするかのような音をたてて食す。
まるで、打ちたてのソバを食べるかのような迫力がある。
いつだたったか、「フクミミはおいしそうに食べるね」と
メイ・ヨークに感心されたこともあった。

フクミミ、朝夕、時に昼食でもなすを食べる。
さらに、夕飯にはゆでたなすを食べることもある。
一日12本食べるとすると7、8月の二ヶ月間で
合計720本のなすがフクミミのお腹の中に入っていくことになる。
さて、夕暮れ時。
畑に向かうトラカーのけたたましい音がする。
ちなみに、フクミミの住まいする<離れ>の照明スイッチと
コンセントプレートは福島より取り寄せた会津塗り、
色は<なす紺>である。
好物には一心不乱の竜馬、いや
フクミミが行(ゆ)く。

|

« 紫陽花に会いにゆく フォト1 | トップページ | 紫陽花に会いにゆく フォト2 »

⑥ ドン・ペロリ・フクミミ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/394246/7060091

この記事へのトラックバック一覧です: フクミミ 夏の好物を食す:

« 紫陽花に会いにゆく フォト1 | トップページ | 紫陽花に会いにゆく フォト2 »