« 水筒のキオク | トップページ | イナカーナに不気味な雲だ »

2007年5月10日 (木)

イナカーナ 水の王国となる

Jpg

田んぼに水が入り、一面の水田。イナカーナは<水の王国>となった。
稲の苗が大きくなるまでの期間限定の王国である。
夕日が海に沈むとき、運よく見通しがよければ、夕日のオレンジ色は
鏡面となった水田に映りこみ、イナカーナ州はすべて夕焼けとなる。
これほどの自然の舞台があるというのに、イナカーナの平野を
見渡せるきのこ山の展望台には誰もいない。
一方、ヴェネチアはリアルト橋、夕暮れの欄干は人であふれている。
大運河に架かるこの橋から見る夕日は建物の間の運河に沈んでいく。
自然と建物という組み合わせが人を魅了する。
カンコウキャクはカンコウキャクを呼ぶ。
関係はないが、隣りのキャクはよく柿食うキャクだ。
ヴェネチアは<水の都>と呼ばれ、地中海貿易で蓄えた富で絢爛豪華な
都市を作った。観光客はイナカーナの比ではない。
さて、イナカーナはここで開き直る。ヴェネチアはヴェネチア、
イナカーナはイナカーナ。世界遺産なんて別にいらない。
なんと言われようがイナカーナは独自の道をすすめばいい。
観光客で気が休まらないイナカーナはいらない。
ほどよく気をつかい、おおいにリラックスがいい。
やがて、田んぼから聞こえてくるのは、ゲコゲコ、ゲコゲコゲコの合唱。
夕暮れたイナカーナは、カエルの鳴き声に包まれる。

Photo_9
( イタリア ヴェネツィア リアルト橋より  05年11月撮影 )

|

« 水筒のキオク | トップページ | イナカーナに不気味な雲だ »

③ 行った!見た!食べた!」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/394246/6361923

この記事へのトラックバック一覧です: イナカーナ 水の王国となる:

« 水筒のキオク | トップページ | イナカーナに不気味な雲だ »