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2007年5月31日 (木)

イナカーナ 雨にぬれる

<象潟 雨に西施(せいし)が ねぶの花>
高校に入る前、遠い象潟(きさかた)から毎日通学している
隣りの席のコウくんが椅子から立ち、自分の町を紹介した芭蕉の句がこれ。
松島、山寺の句くらいしか知らなかった私には驚嘆すべきことだった。
ナンテコトダ!
秋田の象潟に芭蕉はこんな句を残していたとは
それを隣りの席の友人が自分の町で詠んだ句としてリッパに紹介するとは!
有名な句のみで芭蕉のすべてを知ったかのような気でいた中学生の私。

残念ながら、芭蕉は五月雨の最上川を川船でくだり、
かすめてはくれたものの私の町には寄ってくれなかった。
象潟を後にした芭蕉はその後イナカーナの北の港町や、
温(あつ)き海温泉でも句を詠み、新潟に向かう。

新潟と聞き、<荒海や・・・>ではじまる句もそらんじていたピノキオ中学生でした。
そして、雨にぬれた今日の一句。
<イナカーナ にイルカが お祭りだ>
成長からは遠く、果てしない後退、もしくは幼児化の句と見た。

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・追記 ネットでニュースを見ていたら、李登輝(前台湾総統)さんが
芭蕉記念館(江東区)を訪ね、自作俳句も紹介されたという。
また、6月2日から奥の細道の行程を回り、<武士道><奥の細道>を
基礎に日本文化を勉強したいとも記事にあった。
日本には複雑な思いがあると思うが、その熱心さに日本人として頭が下がる。
芭蕉の足跡をたどられ、思いをどのように新たにされるか気になるところ。
新聞が後取材してくれるか、ご本人が発信されるのか。

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