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2007年5月12日 (土)

チョン田 トホウにくれる

「だんだん、カラダがいていくような・・・」
チョン田は少し、不安になった。
思えば二週間ぐらい前、近くにいた<吾が輩

田んぼから飛び出していった。(
注1
道路で叫んでた吾が輩の声が遠くで聞こえた。
<あとは野となれ 山となれ>の吾が輩は思いっきりが良すぎる。
<石橋をたたいて渡る>のボク。まったく、土代間(世代間)ギャップだ。
親切に教えても、話しかけてもくれない。おまけにマニュアルもない。
ボクの場合はまだ土として若輩者なんだ。
見て盗めって!ここはリストランテじゃないだろう。
そういえば、お腹もすいた。カラスミパスタが食べたい。
ナントモ、ナントモ・・・。
どうやって、旅にでたらいいのかまるでわからない。
イナカーナの歩き方>だって、読んでない。
「果たして、車はいつ通る?」
このカラダ、どうやって車に手をあげればいいんだ?
乾いてボロボロになったら?ドーロをドロは転がれるもの?

トツゼン、カーン、カーン、カーン。
踏み切りの警報機が鳴る。赤い目玉の点滅。
「ヒャホーーー」
チョン田のカラダはジャンプした。
「着地!30センチは超えたな」
やがて、電車は踏み切りを通過していった。
チョン田は電車を遠くまで見送った。
「なんか、いい色!旅するなら、ボク、あっちがいいな」

果たして、彼はこのまま乾いてしまうのか。
それとも、新しい世界を目にすることができるのか。
田植えもまっさかり。ドーロはチョン田のような土だらけでもある。
注1) <吾が輩はイナカーナの土である参照

Photo_11

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